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覆面芸術家バンクシーを知っていますか? バンクシー(Banksy)はイギリスのロンドンを中心に活動するアーティストです。アーティストとして認識されている彼(彼女?)ですが、顔も名前も公開していないというのが特徴です。作品のほとんどが反政府主義、反資本主義など何らかの政治的な主張を含んでいます。

壁に描いた絵が1億円で落札される

バンクシーの主な表現の場はストリートです。街角の壁や建物に作品を描くため、「ただの落書きではないか」という批判がバンクシーの作品に向けられることもあります。一方でバンクシーの作品は芸術的に高い評価を受け、オークションなどで高値で取引されることがあります。たとえば、『Slave Labour』(下の写真を参考)は2013年6月に開催されたオークションで1億8000万円の値がつきました。

 

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イスラエルでの活動

バンクシーは地理的な意味でも、表現手段的な意味でも広い活動領域を持ったアーティストです。たとえば、 2005年にはイスラエルを訪れ、イスラエルの分離壁に9枚の絵を残しました。分離壁というのは、イスラエルが「パレスチナ人の自爆テロを防止する」という名目で、ヨルダン川西岸地区の境界に建設している壁です。2002年から建設を開始しており、完成するとなんと約788kmになります。東京-大阪間の距離が約550kmなのでその長さがうかがい知れると思います。

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バンクシーのスポークスマン(代わりに会見などを行う人)によると、バンクシーはイスラエルの治安維持部隊から威嚇射撃を受けながら絵を描いたということです。バンクシーが顔と名前を明かさないのは、こうした敏感な問題に関する主義主張を伴った表現活動上、命の危険が伴うからなのかもしれません。

 

[Photo by dullhunk]

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