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みなさまはじめまして。Credoライターのふじいけです。就職活動が本格化する昨今、頭を抱える友人が周りに続々と増えてきました。

昨年末には[こんなニュース]が物議を醸しました。要約すると、「採用してくれなかったら自殺します!」と言った学生が落とされて、電車に飛び込み、その意気を買われて晴れて採用された…というお話。どう考えても冗談にしか見えないこの内容が、当時「いや笑えるけど、こういう学生、1人くらいはいるよね」という風に受け入れられていたのを思い出します。

どうして就活生はこんなにも悩むのか?これを見つめつつ、同じ学生として就活生のみんなに振り返ってほしい、忘れないでほしいことをまとめていきます。

 

 

悩みの原因は、実は就活生自身にある

突然ですが、学生のみなさん、どこの会社に行きたいでしょうか。逆に社会人の方は、どこの会社に行きたかったでしょうか。その会社は、本当にあなたの身の丈に合っている(いた)でしょうか?

もし合っていないのであれば、そこに入るために十分な、正しい努力をしています(した)か?悩んでいる人のほとんどは、その答えはノーになると思います。そして当然ですが、身の丈に合っていない会社に、十分な努力もなしに入ることはできません。そして当然入れないのに、入りたいと思い続けて選考を重ねれば、

「なんで入れないんだ」

「自分がだめなのか?」

とフラストレーションが溜まっていきます。これに就活期特有の過密スケジュールや、周囲の目などが折り重なってくると、輪をかけて状況は悪くなっていきます。ただ、根本は突き詰めればこのような、「身の丈に合わないものを、不十分な努力で欲しがる」ことが就活生を苦しめているのです。

ここで気をつけたいのは、就活生自身は身の丈に合ってないということに自覚的でないことが多いことです。自分が受ける企業が最後に採用するのがどのレベルの人なのか、ということをちゃんと見ることができないと、(例えば、自分の大学名が採用実績にあるだけで「行ける」と判断しているとか)この勘違いを抱えたまま、結果だけが出ないという悪循環に陥ってしまいます。この課題は一人で解決するのは難しいので、客観的な目線で、手厳しい意見をくれる人と話をするべきでしょう。

 

 

人の作った目標に惑わされていませんか

上記のような身の丈に合わない企業を目指すこともそうですが、間違った目標を持ってしまっている場合も多いです。例えば、採用の説明会では、

・圧倒的なスピード感で新規事業を作り出す

・人と人とのつながりをつなぎ、世界を変える

といった輝かしい目標を掲げ、いかに企業が社会にとって素晴らしいか、大きいことができるかなどを聞くことができます。

欲しい人材も、こうした目標に合致するような条件の人であったりして、およそ一般的な大学生とはかけ離れていることが多いです。ごく一部の意欲的な方はともかくとして、急に就職活動でそういった概念に触れた人だと、まずはそのメッセージに合わせてしまいがちです。そうした求められる人材に合わせて志望動機を作ったりして、会社が求めるように受け答えをして選考フローを駆け上がっていくと、ある日問われます。

「本当にこれがやりたいの?」

あにはからんや、「お前らがそう言わせるように仕向けたんだろ!!」という就活生の心の叫びも聞こえてきそうな一言ですが、
ここでふと気づかされて悩みだす学生がとても多いのです。

「自分の人生、これでいいんだっけ?」

「本当にやりたいことってなんだっけ?」

と。

選考が進んで、内定が近づいている状況で改まって(しかも内定を左右するような環境で)聞かれることが多いため、余計にこれが就活生を苦しめることになるのです。

 

 

どう働きたいのか? と問いなおそう

以上のように、

「身の丈に合わない企業を、不十分な努力で志望してしまう」

「自分の意思をないがしろにして、企業のメッセージに合わせた目標を掲げてしまう」

といった状況が、就活生を悩ます原因となっていると私は考えています。これを解決するために提案したいのは、「自分はどう働きたいのか?」と問い直すこと。あるいは、「どんな働き方ならやっていけるのか?」という聞き方でも良いです。

例えば、成長し続けて、最終的に独立したい、そのためならどんなプレッシャーも厭わないという人なら、独立するために最初期のスタートアップベンチャーに参画するのも一つの選択肢に上がってくるでしょう。

事務作業が得意で、楽にゆっくりと人生を生きていきたいという方向性が決まっていれば、キャリアを捨てて敢えて一般職に就いたり、バックオフィスで経理担当などに落ち着くことが正解になるかもしれません。働き方から考えれば、手の届かない目標を目指してしまうことも減るし、方向性の合わない企業を志望する可能性も大きく下がります。だからこそ、とりわけ就職活動中のみなさんには、今一度考えてみてほしいと思います。

どんな働き方がしたいですか?

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