【読了時間:約 1分

 

全国大学生協連(東京)が行った2013年度『学生生活実態調査』によると、約4割の大学生が一日の読書時間を0であると答えています。04年以降、一日の読書時間が0である学生の割合は最も高くなっています。また、全体の一日の平均読書時間も26.75分と04年以降最も短くなりました。(下図参照)

report49-img07 (1)

 

一方で2012年に東京大学の橋元良明研究室などが行った調査によると、動画を除いたインターネットの文字系サービス1日あたりの利用時間は10代が100分、20代が93分と共に30代以上を上回っています。30代以上の文字情報全体への一日あたりの平均接触時間が70分前後であることから、文字情報自体への接触時間は若者が大幅に上回っているということがわかります。

若者の活字離れが叫ばれて久しいですが、インターネット上の文字情報を活字と見るかどうかによってその評価は分かれそうです。活字の語源は全く同じ書体(フォント)の字が様々な場所で見られることからまるで生きているようだということで、印刷技術の普及に伴って印刷で使われる字が“活”字と呼ばれるようになったそうです。そういった意味ではインターネット上の文字情報を活字と呼ぶことに問題は無いはずです。

インターネットの普及によって若者が文章を読まなくなり、教養レベルが下がったというような意見もあります。しかし、今回紹介した調査によると若者が文章を読む量が減ったとは必ずしも言えません。若者の教養について論じるならば、「若者がインターネットで何を読んでいるのか」といった調査が別途必要だと言えます。

[Photo by _tweesha_]

Credoをフォローする