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デモに参加したことはありますか?

デモとは

デモは「デモンストレーション」の略で、何らかの主張をするために“集団で”行う行為を意味します。目的としては主に、「主張のアピールによって賛同者を増やすこと」と「相手方に主張を届けること」があります。日本でデモが行われるようになったのは、1900年代のはじめごろだと言われています。

それまでにも百姓一揆のように主張を伴った集団行動はあったのですが、そういった行為はデモのように賛同者を増やしたり意見を届けたいという目的ではなされていませんでした。百姓一揆の場合は、主張を届けたい相手に直談判を行う行為であり、暴力を伴うことが多かったようですので、やはりデモとは異なります。

顔見知りでなくても主張を同じくする人が一つの場所に集まるというデモの特性と、1900年代という時代背景を考えると、チラシ等の情報伝達メディアの発達とデモ行為の広がりと関係があると言えます。

 

デモのやり方

日本でデモを行う場合、警察に届け出る必要があります。その際、デモの目的、参加人数、練り歩くコース、集会を行うかどうかなどを知らせる必要があります。ただ、この届け出は法的根拠があるものではなく、デモのコースに居合わせた一般人への影響や、混乱を防ぐための一種の慣例のようなものらしいです。

はっきり言って今の若い人にとって、何かを主張したい時にデモは一般的な手段ではないでしょう。「拡声器で騒ぎ立てる人たち」「暴力的な人たち」といったようなあまり良いイメージを持っていない人も多いと思います。既に書いた「主張のアピールによって賛同者を増やすこと」と「相手方に主張を届けること」という目的を達成する上で、このようなイメージを持たれてしまうデモは明らかに失敗です。

一方で、福島第一原発の事故以降の脱原発デモの盛り上がりのように、デモそのものも旧来のものとは形を変えつつあります。反原発関係のデモに参加している人の話を聞くと、「今までは全くデモに興味がなかったが、参加してみた」という人が多くいることがわかります。旧来のデモのようにプラカードを掲げて拡声器で叫ぶだけではなく、音楽ライブやアーティスティックな活動と組合わさることでデモ参加者の裾野が広がったのでしょう。本来の目的達成のためには、こういった気軽に参加できるデモのやり方が適切なのかもしれません。

 

デモを考える為の参考書籍:現代民主主義社会におけるデモ行為の有効性について論じた本です。

 

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