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「ハクティビズム」という言葉をご存知でしょうか。「ハクティビズム」は「ハック(Hack)」と「アクティビズム(Activism)」を掛け合わせた言葉です。今回は「ハクティビズム」の定義について説明していきます。

 

HackingとActivism

Hackは俗語で、「合理的で創造的な行為」という意味を持っています。1950年代にMIT(マサチューセッツ工科大学)の鉄道部の学生の間で使われ始めました。当初は電車を走らせる為の電子回路をより効率よく動かすことが「Hacking」と呼ばれていましたが、インターネットの登場によってコンピューター関連の技術へその意味を広げていきました。

Activismは活動、特に政治的な目的を達成するための活動を意味しています。この二つの言葉、「Hack」と「Activism」が合わさった言葉である「Hacktivism」は今日では、「何らかの政治的な意図を持って、自らのつくりだしたツールを利用し社会に影響を与えること」を意味するようになりました。

 

ハクティビズムの3類型

ハクティビズムの活動は大きく3種類に分類することができます。

○ポリティカルコーディング

伝統的なハクティビズムの形で、魅力的なツールを作成することで社会に影響を与える行為を意味します。具体的な事例としては、次回とりあげるウィキリークスがこのカテゴリにあたります。

○ポリティカルクラッキング

データの強奪や公開といった過激な行為を含んだ、多くの国では違法とされる活動です。具体的な事例としてはこちらも次回とりあげるアノニマスのいくつかの活動がこのカテゴリにあたります。

○パフォーマンスアクティビズム

政治的パフォーマンスの一環としてハッキングを利用する活動です。例えばデモ活動をツイキャスで生中継するなどの活動がこのカテゴリにあたります。

これらの3類型を「法律を守るのか、目的達成のためなら法律を破ることもありえるのか」「技術を重視した活動なのか、表現を重視した活動なのか」という二軸を用いて下記のような図にすることができます。

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今回は、ハクティビズムの概要について説明しました。次回は国内と海外の具体的なハクティビズムの事例について解説していきます。

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