【読了時間:約 2分

 

ビットコイン取引所であるマウントゴックスの経営破綻などにより、仮想通貨への信用が揺らいでいます。ビットコインは完全にオンライン上で取引される仮想通貨ですが、ビットコインの登場以前から日本には多くの仮想通貨が存在しました。その一つが地域通貨です。地域通貨はある地域の中でのみ使用することができる通貨で、町おこしや商店街の活性化などを目的としてつくられることが多いです。

 

高田馬場の「アトム通貨」

手塚治の漫画『鉄腕アトム』においてアトム生誕の地であるという設定や、手塚プロダクションが立地していることから、高田馬場ではアトムにちなんで「アトム通貨」という通貨が発行されています。通貨の理念として「地球環境にやさしい社会」「地域コミュニティーが活発な社会」「国際協力に積極的な社会」「教育に対し真摯に取り組む社会」という4つの理念が掲げられています。

この理念からもわかる通り、地域への経済的な効用だけでなく、社会貢献的な意識を持って作られた通貨であることがわかります。「アトム通貨」の単位は「馬力」で1円=1馬力に相当し、今年度はすでに2000万馬力の流通があるということで、かなりの経済規模をもった仮想通貨です。

 

湘南の「ビーチマネー」

湘南発の地域通貨「ビーチマネー」の面白さはその原料にあります。なんと、「ビーチマネー」は紙や硬貨ではなく海に流れ着いたガラスの破片なのです。ガラス片の大きさや色によって価値が決められ、一つのガラス片あたり30~200円相当の通貨として利用することができます。

2006年から始まった活動は全国へ広がり、現在では神奈川、東京、千葉をはじめとした1都7県88店舗で利用することができます。「ビーチマネー」の場合も”世界中のビーチからビーチグラスを含めた人工物が無くなった時、それがビーチマネーの目指すべきゴールです。決して、ビーチマネーをたくさん使うことが目的ではありません。”ということを掲げている通り、ソーシャルグッドな方向性を持って作られた貨幣であることがわかります。

ビットコインと地域通貨の大きく異なる点は、「顔の見える人々によってその価値が保証されている」ということです。規模は小さいながらも地道に続く地域通貨の活動に今後も注目です。

 

ビットコインとお金の違いに関する記事はこちら:『日本政府ビットコインをお金として認めず-ビットコインとお金の違い

参考:ビーチマネー公式サイトアトム通貨公式サイト

Credoをフォローする