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1記事あたり数十円ばかりの世界

「1 記事60 円☆光回線やインターネットに関する記事を400文字以上で記事作成をお願いします」、「【400文字100円】ムダ毛処理や脱毛に関する記事の執筆をお願いします!【初心者・主婦の方大歓迎!】」、これらは、私がクラウドワークスで受けたライティングの仕事の案件です。

これから書くことは、クラウドソーシングでライティングを仕事としてきた私が感じたことです。実際に書いた記事を検索したこともあり、どんな使われ方がされているかということも知っています。その上で、仕事の良い悪いには触れずに、今回は報酬額あり方についてだけ書いていきます。

 

クラウドワークスは、何を行っている?

2014年3月21日に2周年を迎え、ユーザー交流会を開催したクラウドワークス。個人、企業、団体での仕事の一部を不特定多数のユーザー(個人、企業、団体)に対価を払い、取り組んで納品してもらうための場所を提供するプラットフォーム事業者で、仕事を依頼したい人と、仕事をしたい人が直接契約することで、「早く、安く、高品質」で仕事を納品してもらえることが特徴です。

案件の形式には、プロ向け、経験不要、コンペがあり、カテゴリは、WEBデザイン、アプリ、システムの開発、動画像の編集、ロゴ、キャッチコピー、ライティングなどがあり、同業他社には、ランサーズ、ヤフークラウドソーシング、JobーHubがあります。

クラウドソーシング

昨年の12月には、電博と呼ばれる大手広告代理店の1社、電通(売上高1兆9,412億円、マーケットシェア5割)から出資をしてもらったこともあり、ノリにノっているサービスです。『電通がクラウドワークスに出資したワケ

 

こんなので幸せになれるわけがない

下請け、孫請けと、下の層に仕事が下りるにしたがってピンハネされ、最終的にお金がカツカツになっていた風習を思えば、クラウドワークスをはじめとしたクラウドソーシングを提供する企業の登場によって、企業側にしてみれば「直接雇用によって、効率的にお金を使う」「社内にとらわれない人材活用」、働く側にしてみれば「認められれば、フリーランスのように独立ができる」、「新しい仕事の環境ができる」、革新をもたらすサービスだと言えます。副業としてへんに輸入ビジネス、株投資を始めるならば、既に得ている知識、経験を活かして仕事が出来たほうが成功する確率は高いでしょう。

だから、クラウドソーシングで個人が意欲的に働くことは良いシステムだと思います。しかし、「いやー、これからは、クラウドソーシングの時代ですわ!」と夢見心地の将来を実現できるともてはやした結果、度を超えた低賃金で仕事を依頼され、受注する仕組みになってしまったのだと思います。こうなった背景は、2つ考えられます。

1つめは、人件費、経費の問題です。アウトソーシング、クラウドソーシングでは、自社で出来る仕事(内製といいます)を外部に依頼しコストカットをします。重要なのは、自社で出来る仕事ということです。仮に、自社にわからない仕事を依頼した場合、費用を市場価格よりも高めに請求されることがあるからです。ですから、企業はその仕事量をわからないと、安価に依頼することが出来ません。逆に自社でやるときよりも安価で発注します。

2つめは、需給のバランスです。供給側を見ると、現在の業界には、クラウドワークス、ランサーズjob-hubなどのオールジャンルなサービスから、動画、映像制作に特価したビーバーデザインに特価したデザインクルー、声優、ナレーションといった声に特価したVoip!などがあり、企業にとってさまざまなニーズに応えることができるようになっています。反面、需要側を見ると、サービスも依頼先も選択肢が多い分市場価格よりも大幅に安く金額が設定されていることが多い実感があります。

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