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4月7日、民主党初の派閥となる「自誓会」が細野豪志前幹事長らによって立ち上げられました。

よく言われることですが現代社会においては価値観が多様化し、人によってどういう分野に関心があるのかも、それについての意見もバラバラです。安全保障、経済・金融、農業問題、労働者問題、環境問題などなど。たとえば安全保障について、穏健派、強硬派、欧米重視、アジア重視などといったように、議員もそれぞれ特に問題を感じている分野は多種多様です。

しかしながら、議会が数の力つまり多数決によって動いている以上、より大きな集団でなければ意見を実際の法律や制度に反映させることは難しく、そのためには完全に意見が一致しない人たちと、「大きな政府」か「小さな政府」かといったような大まかな方向性が一致していれば協力する必要があります。

そうして、大まかな方向性の一致で成り立っているのが自由民主党や民主党といった政党です。しかしながら、その中身は当然いろいろな意見をもっている人がいて、党の中での意見を調整しなければなりません。

そこでもまた多数決の原理が大きな力をもち、その中で似通った考え方の人と協調して、党内での多数派になっていく必要がある。こうして生まれる同じ党の中でも特に似た考え方を持つグループが派閥といえます。派閥に対しては「政党の中にある小さな政党」というイメージを持っていただくと理解しやすいと思います。

参考:加茂 利男 , 大西 仁, 石田 徹, 伊藤 恭彦『現代政治学 第4版(有斐閣アルマ)』,2012年,有斐閣

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