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サラリーマンやOLなどが入る厚生年金を管理する74基金が今年度から来年度にかけて、深刻な積み立て金不足により解散します。このことによって、74基金の加入者がもらえる年金の額は少なくなってしまいます。

 

三階建て 

日本の年金制度は「三階建て」と言われています。下の図のように、職業によって支払うべき年金、もらえる年金が異なります。たとえば、自営業者は国民年金だけ(現在は月額15250円)を支払います。会社員、OLの場合は国民年金に加えて、厚生年金に加入するため自営業者に比べて手厚い年金をもらうことができます。

下の図で言うと、今回の厚生基金の解散により、加入していたサラリーマンやOLは3階部分(厚生年金基金、401Kなど)がもらえなくなります。

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 画像引用元:http://wol.nikkeibp.co.jp/article/column/20091009/104402/

日本の年金制度には大きく3つのルールがあります。

(1)20歳から60歳未満の人が加入する

(2)25年間以上保険料を払わなければならない

(3)年金の受け取りは65歳から

この他にも、25年間のうち免除申請が許可された期間は払っていたことにできる、夫がサラリーマンである専業主婦は国民年金の支払いをしなくても良いなど細かいルールはありますが今回は割愛します。

 

年代別納付率

こういった年金のルールですが、若者の間では浸透していないのが現状です。

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画像引用元:http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000001ipd1-att/2r9852000001iphu.pdf

図を見るとわかるとおり、年金の納付率は年々低下しており、特に若い世代で低くなってきます。「年金を支払ってもどうせ制度的に破綻するので自分たちが年をとった時にはもらえないだろう」ということで年金を支払わない人がいるかもしれませんが、実は年金には高齢者になった時にもらえるもの以外に二つの種類があるのです。

一つは一家の大黒柱が亡くなった時にもらえる「遺族年金」。もう一つは事故等で障碍を負った時に貰える「障碍年金」です。月々の年金を払っていないとこういったもしもの時に貰える年金ももらうことができなくなってしまいます。こういったことも加味しながら、年金の支払いについては考えていく必要があるでしょう。

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