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2014年も半ばの5月。日本では、3月が卒業シーズンで、幼稚園、小中高と大学まで「卒業式」は風物詩になっている。学校教育に関わらず、先日はももクロまでもが卒業式を開催したことがニュースになったももいろクローバーZ 有安杏果『卒業しまちた(*^^*)』

一方で、男性アイドルでは、「脱退」、スポーツ界では、「退団」という言葉が使われている。北嶋秀朗がロアッソ熊本に完全移籍で合意…柏レイソルを正式に退団へ 

ニュアンスとしては、チームを離れるという意味では同じなのに、どうして使い分けられることが多いのか?今回は、女性アイドルにとっての卒業を「卒業」という語源から調べてみた。

 

一般的な「卒業」の意味

wikipediaによると、
学校を卒業することは、上級学校への入学や就職の条件になっていたり、資格を得るために必要な事がある。なお、卒業という語が用いられるのは、学校の主要課程である本科に対してのみである。”
”発展として”学校を去る意味から転じて「卒業」を比喩的に使用し、何かから足を洗うこと(例:「煙草を卒業する」)や、学校以外の組織から去ること(例:「アイドルグループのメンバーが個人活動のためグループを卒業する」)”
とある。なるほど!だから、アイドルが所属チームを離れるときは、必ず「卒業」という言葉が使われているのである。
いや、この説明では、アイドル以外に適用されない理由はわからないと考える方がいるでしょう。

本来「卒業」とは、仏教の言葉

では、単語の成り立ちから考えていく。漢文では「卒業」という単語を、「業」を「卒」すると読むので、これに沿って語源を調べていくと仏教にたどり着いた。仏教の世界では、次のように捉えられている。
「業」・・・”・行為・結果をともなう行為”

業(カルマ)の本当の意味とは?

「卒」・・・”終わる。終える。”
そつ 【卒】 

語源で読むと「結果を出す、出した行為を終える」というのが「卒業」の本来の意味となる。これは、「苦しみ、欲望から離れ、どう現世で”今を生きるか”」という、仏教の基本的な教えを導くための行為といえる。よって、「苦しみ、欲望にとらわれることなく、生きていける」ように「業」をし、「卒する」のが、「卒業」である。

 

仏教とアイドルの「卒業」は、正反対の意味

正確には、欲にとらわれずに生きるためを学ぶ人の仏教世界の「卒業」と、スポットライトを浴び欲望が渦巻く芸能界で働く人の「卒業」は、正反対の意味で使われていると言える。

しかしながら、言葉とは時代によって意味、使われ方が変わってくる言われている。現在では、通過儀礼的な意味として「卒業」を使うのが一般的だ。

画像出典元:http://www.alice-project.biz/alice-juban/

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