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2016年の米次期大統領選の共和党候補に、ブッシュ前大統領の実の弟で元フロリダ州知事のジェブ・ブッシュ氏の名前が急浮上していきています。本人が出馬に前向きな発言をしたことが米メディアで報じられ、兄のブッシュ元大統領も期待を表明しました。

父と兄がともに大統領を務めたジェブ氏の知名度は抜群で、共和党支持者を中心に待望論が強まっています。仮にジェブ氏が大統領になれば、ブッシュ家は一族で三人の大統領を輩出したことになります。

 

どちらが偉いのか?

さて、そもそも大統領という地位は日本の政治システムには存在しませんが、どういったものなのでしょうか。本記事のタイトルに「そもそも、首相と大統領はどちらが偉いのか?」とありますが、結論から言うと国によって決め方や役割が異なるためどちらが偉いということを言い切ることはできません。

世界には大きく分けて、大統領と首相のどちらかしかいない国、どちらもいる国、どちらもいない国が存在します。たとえばアメリカは大統領しかいない国で、日本は首相しかいない国です。

 

大統領と首相の由来

歴史的に言うと、大統領は共和国の政治的なトップであり、首相は立憲君主国の政治的なトップです。共和国というのは簡単に言うと、「国が国民のものである」国家のことです。共和国においては国の最高の権力(主権と言います)は国民です。一方、現代ではほとんど儀礼的なものになっていますが立憲君主国は国家の主権が王や皇帝といった地位に属します。

前者の例としては、アメリカやロシア、後者の例としては日本やイギリスがあげられます。確かにアメリカにはオバマ大統領、ロシアにはプーチン大統領そして日本に安倍首相、イギリスにはキャメロン首相が存在していますよね。

大統領と首相が両方存在する国もありますが、その役割はそれぞれの国によって異なります。例えば、さきほどあげたロシアや、ドイツ、フランスにも大統領と首相が存在します。フランスでは大統領は主に外交上の役割を果たし、首相は内政を主な仕事とします。ドイツでは、首相が内外の実務的な仕事をし、大統領は名誉職のような意味合いしかなく政治的な役割は果たさないと言われています。

民主主義国家では大統領や首相の権限や決め方までも国民の意思によって変えることができるため、そのあり方はまさに千差万別と言えるでしょう。

[Photo by Steve Jurveston]

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