【読了時間:約 2分

CHAGE and ASKAのASKAさんが覚せい剤取り締まり法違反で逮捕され、大きな話題となりました。芸能界に限って言うと薬物関連の容疑で逮捕される人が後を断たないように見えます。

実際日本全体の薬物事情はどうなっているのでしょうか。日本の薬物事情について考える時に、2014年2月に厚生労働省が発表した、『薬物乱用の現状と対策』という資料が参考になるので、ここでご紹介します。(下記参考全て:厚生労働省)

Screen Shot 2014-05-27 at 14.16.45

 

まずはこちらをご覧ください。いわゆる先進七国の薬物生涯経験率、一生のうちでどれくらいの人が一度でも薬物利用を行うのかを表した図です。アメリカやヨーロッパ諸国に比べて日本はかなり低い値であることがわかります。

大麻などはアメリカでは半数弱の人が一生に一度は経験するのに対して、日本は1,2%にすぎません。コカインやヘロインに至ってはほとんど0%です。

Screen Shot 2014-05-27 at 14.16.56

 

次に、こちらは薬物による検挙者数の増減を表したグラフです。覚せい剤による検挙者は平成9年をピークに最近では緩やかな減少傾向にあることがわかります。ただ、平成20年以降はほぼ横ばいです。

大麻による検挙者数は緩やかな増減を繰り返しています。

Screen Shot 2014-05-27 at 14.17.16

 

こちらは覚せい剤による検挙者の数と、再犯率を横に並べたグラフです。緑色の線グラフを見ていただけるとわかりますが、再犯率は上昇し続けています。平成15年以降は一貫して、覚せい剤の乱用による検挙者のうち過去に一度以上覚せい剤の使用により捕まったことがある人が半数以上になっています。

Screen Shot 2014-05-27 at 14.18.15

 

日本では乱用薬物は大きく3つの種類に分けられています。

Screen Shot 2014-05-27 at 14.17.46

 

そして、法的にはさらに細かく薬物は分類されています。

Screen Shot 2014-05-27 at 14.18.27

 

こうした法律に当てはまらないいわゆる「脱法ドラッグ」の利用が近年増えており、新しく法律を作ってもまた新たな違法薬物が出て来るといういたちごっこが続いています。総括すると、諸外国に比べて日本の薬物乱用率は圧倒的に低いです。そして、覚せい剤などの薬物による検挙者も概ね減少を続けています。

一方で、薬物乱用として統計に反映されない「脱法ドラッグ」が若者の間で流行しています。また、薬物乱用の再犯率は増加を続けており、全体としての事案数は減少しているものの一部の人が何度も繰り返し薬物を利用しているという現状があります。

[Photo by Images Money]

Credoをフォローする