小選挙区ってなんですか?選挙制度について知ってみる

【読了時間:約 2分

公明党は5月27日、参議院選に「大選挙区制」を導入する独自案を、30日の参院選挙制度協議会に提示することを決めました。

 公明党は27日、参院の選挙区を11のブロックにわけて「大選挙区制」を導入する独自案を、30日の参院選挙制度協議会に提示することを決めた。定数は42減の200とし、比例区は廃止する。公明党はこの日の会合で(1)一票の格差を2倍以内に(2)中小政党に配慮し、大選挙区制にする(3)2016年参院選から新制度で臨む――の3点を確認。公明案では、2010年の国勢調査をもとにした格差は約1・1倍になるという。

2014年5月18日 朝日新聞朝刊

このニュースを理解するために、そもそも、選挙区制度とは何なのかということを解説します。

そもそも選挙制度には大きく選挙区制と比例代表制があります。比例代表制はとにかく国民に投票をしてもらって、政党毎に得票した比率によって議員を当選させることができる制度です。たとえばA党とB等がそれぞれ70%と30%の得票率だった場合、当選者の数もその比率とだいたい同じになります。

選挙区制には小選挙区制、中選挙区制、大選挙区制があります。中選挙区制は大選挙区制とほぼ同じだという意見もあるので、ここでは説明を省きます。小選挙区制は選挙区につき1人の議員しか当選することができない制度です。

例えば、文京区西片選挙区にR党のAさんとL党のBさんが立候補して、Aさんが1000票、Bさんが999票獲得したとすると、Aさんしか当選することはできません。100の選挙区で仮に同じなことが起こったとすると、R党とL党の得票率が100対99でもR党が100議席を獲得します。

得票率に関係なくとにかく一番票をもらった人が1人だけ当選するので大きな政党に有利な制度だと言われています。また、死票(候補者の当選に結びつかない票)が多くなることがデメリットとしてあげられます。

一方、大選挙区制は一つの選挙区で何人かの候補者が当選することができる制度です。メリットとしては入れられた票が死票になりにくいことがあげられます。一方で、小さな政党でも当選者を出しやすく議会に小さな政党が乱立して意見がなかなかまとまりにくい状況になりやすいということがあげられます。

以上のような選挙制度毎の特徴を票にまとめると、下記のようになります。

6206667510_4132bdce02_z.001 ちなみに現在の日本では衆議院選挙では小選挙区比例代表併用制という小選挙区制と比例代表制を混ぜ合わせた制度が採用されています。参議院選挙もほぼ同じ制度ですが、東京などの地域で一つの選挙区から複数人当選するところもあります。

以上が代表的な選挙制度のおおまかな説明になります。

 

Credoをフォローする