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武力衝突の続くウクライナ上空でマレーシア航空の民間旅客機が撃墜されるという痛ましい事件が起きました。マレーシア航空と言えば今年3月に洋上で飛行機が行方不明になってしまった事件の当事者です。(参考:「1948年以降、世界中で83機の飛行機が行方不明になっている不可解な事実」)

アメリカ政府はウクライナの親ロシア派による犯行である可能性が高いという見方を示していますが、ロシア側はウクライナ軍によるものであるという逆の主張をしており、真相の究明が急がれます。

マレーシア航空の旅客機が撃墜されたウクライナ東部では現在、独立を求める親ロシア派の勢力と、ウクライナの政府軍が激しい戦闘を繰り返しています。どちらにしても旅客機はその戦闘に巻き込まれた可能性が高いと言われています。

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画像出典:毎日新聞

実はこういった大規模な民間機撃墜ははじめてのことではないのです。1983年9月1日には大韓航空の旅客機がソ連の領海を侵犯した(領海の中に侵入した)ということでソ連軍によって撃墜されました。乗員乗客合わせて269人全員が死亡しています。

死亡した乗員の中には日本人28名も含まれていました。この事件に関してソ連を強く非難したアメリカですが、1988年に撃墜事件を起こしてしまいます。1988年7月3日にホルムズ海峡に停泊していたアメリカのミサイル巡洋艦がイラン航空の旅客機を撃墜しました。

乗っていた子ども66人を含めて290人の乗員乗客全員が死亡してしまいました。当時周辺地域ではイラン•イラク戦争が激化しており、イラク側に加勢していたアメリカがイランとの戦闘の中で誤って撃墜してしまったのです。

この他にも1954年にキャセイ・パシフィック航空機が海南島沖で、1973年にはリビア航空機がシナイ半島で、それぞれ撃墜されている他同様の事件は20数件発生していることが確認されています。

こうした痛ましい事件がいつまで繰り返されるのでしょうか。

photo by AP IMAGES

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