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中国江蘇省昆山市の経済開発区にある「中栄金属製品」の工場で7月2日朝に爆発が起こりました。現在のところ死者は69人にのぼり、約190人が負傷しています。原因は金属粉による「粉塵爆発」だと言われています。

工場でこれだけ大規模な惨事が起きることは中国でも珍しく、事態を重くみた習近平(シーチンピン)指導部は陣頭指揮のため、王勇・国務委員を現地に派遣しています。

 

「粉塵爆発」とは

「粉塵爆発」という現象を一度は耳にしたことがあると思います。「粉塵爆発」は簡単に言うと、「空気中に広がった粉塵(粒子や塵)が次々と引火して爆発を起こす現象」です。細かい粉の一粒一粒がリレーのように炎を経由し、爆発が広がっていくのです。

「粉塵爆発」に必要な条件は「粉塵•酸素•火元」の三つです。粉塵の粒子同士の距離が近すぎると酸素が足りずに燃え広がらず、遠すぎると粒子から粒子へのリレーが起こりません。

条件さえ揃えばどこでも起こりうる現象で、過去には繊維工場、鉄工所、石炭採掘所など様々な場所で事故が起こっています。

 

「粉塵爆発」の実験

こちらの動画は小麦粉を使った「粉塵爆発」の実験です。(安全な環境で指導者の監視のもとでしか実施できない実験ですので、­マネをしないで下さい。)

小麦粉はどの家庭のキッチンにもあるものですから、「粉塵爆発」は日常に潜んでいる事故であると言えます。「粉塵爆発」を防止するためには、こまめに掃除や換気を行い粉塵が起こる環境をつくらないこと、粉塵が起こる環境に火元を入れないことが重要です。

Photo by Lnk.Si

参考:「粉塵爆発とは」日清エンジニアリング株式会社

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