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ニホンウナギの資源回復の為、稚魚のシラスウナギを養殖池に入れる量を2割削減する取り組みに日本や中国を含めた4か国で同意しました。

養殖業者や料理店では廃業した人も多く、良質のウナギが手に入る可能性はあるものの、価格の高騰でますます日本人の口に入る割合は少なくなりそうです。

 

ウナギ減少の理由と対策

シラスウナギがいなくなった理由は、マリアナ沖で産卵し、ふ化した幼生は北赤道海流に乗って西に向かい、黒潮とぶつかって日本近海にやってくるのですが、産卵場所の南下や海流の変化で、日本にたどり着けずに死んでしまうウナギが増えていることです。

それに対して各地で対策が講じられています。たとえば、三重県の水産総合研究センター増養殖研究所ではうなぎの完全養殖の研究が行われています。

こちらの養殖チームのリーダー田中秀樹さんは、2年前、世界で初めて人工下でうなぎを卵から育てる完全養殖に成功しました。しかし、そのための研究費は研究を始めた平成8年当時で約1億円、その時までにできていたシラスウナギが10匹ほどと、とてつもない値段なのです。

 

ウナギの効用 

日本人はウナギが大好きですね。ウナギはおいしいだけではなく栄養価がとても高いことで知られています。ウナギには、体内でビタミンAとして作用するレチノールが豊富に含まれています。

レチノールは免疫力を高め、細菌やウイルスに対しての抵抗力をつけます。レチノールはうなぎの肝に多く含まれています。消化が良くないので、お子様や胃腸が弱い方は注意が必要です。

また、ウナギの脂質には、DHAやEPDがたくさん含まれていて、動脈硬化などの生活習慣病の予防に役立ちます。脳の働きを高めたり、アレルギー症状を和らげたりする働きもあります。日本人に不足しがちなカルシウムも豊富に含まれていますし、皮膚の栄養に役立つコラーゲンも含まれています。

 

しかし、稚魚の減少や養殖にかかる莫大なコストなど、うなぎを取り巻く状況は厳しいと言わざるをえません。

Photo by pointnshoot

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