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きのこ狩りのシーズンに向けて、林野庁は野生のスギヒラタケを食べると急性脳症を起こし、死に至る恐れもあるとして、ホームページで食べないように注意を促しています。

 スギヒラタケは、キシメジ科スギヒラタケ属のきのこで、栽培は行われておらず、スギ等の切り株・倒木に夏から秋にかけて発生します。
平成16年と19年にスギヒラタケ摂取者に急性脳症を疑う事例が発生したことなどから、スギヒラタケと急性脳炎の関係について研究を進めてきたところ、スギヒラタケの成分が急性脳症発生の原因となる可能性を示唆する成果が得られました。このため、スギヒラタケを摂取しないようお願いします。

引用元:林野庁ホームページ

スギヒラタケは、杉や松など針葉樹の切り株や倒木に発生します。

8月から10月まで主に発生し、以前は東北や北陸、中部地方にかけて食べられていました。2004年以降スギヒラタケが原因と思われる急性脳症が多数報告されており、警戒が強められています。

脳症とは、「発熱、頭痛、意識障害、麻痺などの脳炎の急性症状を示すにもかかわらず、脳実質内に炎症が認められず浮腫(むくみ)が認められる状態のこと」で、死に至ることもあります。(参考:Wikipedia)

 

逆に、日本の山林には食べることができるキノコも沢山生息しています。

たくさんありますが、一部だけご紹介します。素人は見分けがつきにくいので、あくまで勝手に食べない方がいいです。

オオイチョウタケ
夏から秋の森林、竹林、公園などの地上に発生します。傘は7~25センチで表面はクリーム色です。新鮮な状態では、光沢も美しく、味も素晴らしいです。

サクラシメジ
秋のクヌキ、コナラ、ブナなどの広葉樹林内に発生します。表面の中央はワイン色です。多少苦みがあるが、歯切れがよくクセのない味です。

ムラサキシメジ
広葉樹林の地上に発生します。傘は6~10センチで、初めは美しい紫色で後に褐色になります。口当たりは良いですが、生で食べると食中毒を起こすので注意が必要です。

サンゴハリタケ
秋の紅葉樹の倒木に発生します。全体的に白くカサがなく珊瑚状に枝が伸びていき、10~20センチになります。クセがなく、幅広い料理に生かせます。

オオムラサキアンズタケ
夏から秋に針葉樹林内地上に発生します。大型で鮮やかな紫色を帯びています。ひじょうにまれなキノコです。

オオツガタケ
夏から秋のツガなどの針葉樹林に発生します。傘の表面にはぬめりがあり、きつね色でお饅頭型から平らに開いてきます。舌触りや歯切れがよく、まろやかな味です。

マツオウジ
さわやかな樹脂香がするきのこです。歯切れと舌触りがあわびに似ているので、山のあわびと呼ぶ人もいます。必ず火を通さないと中毒を起こすので注意。

ムラサキヤマドリタケ
夏から秋のコナラ、クヌギ、シイなどの広葉樹林や松などの混成林に発生します。傘の表面は湿ると粘りがあり暗紫色です。希少価値は高く、風味も良いです。

繰り返しになりますが、素人は勝手に食べずに専門家に同行するなどした際にだけ食べるようにしましょう。また、スギヒラタケの例のように急に危険性が明らかになるものもありますので、キノコ狩りをする方は適宜林野庁などのホームページを確認することをおすすめします。

Photo by 林野庁ホームページ

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