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富山市の65歳以上の高齢者は、全国平均より1000歩も多く歩きます。

高齢者が寝たきりになってしまうことは、本人のQOL(Quality of life)の減少や医療費の増大に繋がることから、富山市の歩数の多さは個人にも社会にも良い影響を与える可能性があります。

 

歩数増加の理由

富山市の交通の中心は「LRT(次世代型路面電車)」が担っています。市内を走る「環状線」は、最長60分だった運行間隔を最短10分間隔にまで改善し、終電は21時台から23時台に。

車両は低床のバリアフリー車両に統一されました。この結果、平日の利用者は2倍以上、休日で3倍以上になりました。その結果、高齢者を中心に、市街地に出かける人が増えています。

また、駅周辺の19カ所で、マンションの購入者や建設事業者に補助金を出すようになったことも、市の中心部の人口増加につながっています。高齢者が街の中心部に暮らすようになったことで、少し歩けば公園や駅がありより積極的に出かけるようになりました。

こうした公共交通機関や住宅関連制度の改善により、高齢者が歩く仕組みづくりを行った事が歩数増加につながったと言えます。

 

歩くとなぜ良い?

ウォーキングのメリットは、手を振り、歩幅を広くすることで、日ごろ使っていない筋肉を動かすことになり、全身の血流がよくなります。

また、呼吸も一定に規則的に吸ったり吐いたりを繰り返し、手足をリズミカルに動かすことによって、心臓、肺などの機能がアップや体中に酸素が行き渡り、頭がすっきりしてきます。汗をかくことで代謝もよくなります。

毎日のウォーキングの積み重ねで、生活習慣病を予防することができるのです。

 

富山市の森雅志市長によると、歩数増加には健康増進の効果が認められており、医療費に換算すれば年間7500万円程度の効果が認められるそうです。

歩くことが自分の健康に良いということがわかっていても個人の努力だけでは限界があります。こうした地域ぐるみの取り組みによって、高齢者が歩きやすい環境づくりを行っていくことが大切なのかもしれません。

Photo by 一個人

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