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「Ello」は今年の3月に新しく公開されたSNSです。「エロー」と発音し、名前の由来は「Hello」から。目下この新興SNSが、アクセス数の増加でサーバーの動作不良が危惧されるほどのペースで登録者を増やしています。

発端の一つは、伝説のドラァグクィーン(女装家)といわれる人々が、「LGBT」や「クィア(queer)」と呼ばれるレズビアンやゲイなどの性的少数者のFacebookコミュニティが、Facebookの実名主義によって閉鎖に追い込まれていることを批判したことによります。

彼らの多くは本名とは別に芸名や仮名で活動しているため、Facebookの理念とは真っ向から対立したのです。

Elloのサイトには広告がありません。そのためにサイトはすっきりとシンプルなデザインになっています。これは、「ユーザデータを商業利用しない」という方針に基づくものです。

facebookなどのSNSを指して「あなたのソーシャルネットワークは、広告業者の手のなかにあるのです」と、彼らは言明しています。

さらにもう1つの大きな特徴が、表現の自由です。Elloでは誰でも自由に性的なコンテンツの投稿ができます。

例えばFacebookは赤ちゃんに授乳をする母親の写真はポルノとされます。Elloにこういった制限はありません。

また、コンテンツが性的なものを扱っている場合にはフラグを立て、見たくないユーザーの目には触れないようにするというルールがあります。このように、表現の自由を守りつつ、互いの感情への配慮がなされているというわけです。

このEllo、基本利用料は無料で、有料の拡張サービスがあります。2014年9月30日現在ではベータバージョンで、参加には招待が必要です。記事へのコメントや返答、ブロックといった機能はまだ未実装で、これから伸びていくであろうSNSです。

規模が拡大し、ユーザーの倦厭を呼び始めたFacebookに対するアンチテーゼの1つとして、これから注目度が高まることが予想されます。

Photo by Ello

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