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10月8日にフジテレビ系列で放送されたバラエティー番組「TOKIOカケル」において、「加吉魚」、「土豆」という漢字の読みが出題され、ワードの検索数が急増しています。

これらの漢字は同番組内の、「声に出して注文したい料理店」というコーナーにおいて出題されたもの。

このコーナーでは小料理屋という設定のもと、ゲストに難読漢字をお品書きとして出して読みを答えさせます。解答の正誤や、司会者である山口達也との駆け引きによって、出題元の料理を食べることができたりできなかったりするというルールです。

料理は「広東名菜 一文字」の協力のもとに提供された、一品目が「鶏の土豆焼き」、二品目が「加吉魚蒸し」。

一品目のヒントは「万能食材」であり、「日本人が一人当たり25kg食べる」というもの。二品目のヒントは、「お寿司屋で手軽に注文できる」、「高級魚」で「長崎県が漁獲高1位」というものです。

正解は、「土豆」がジャガイモで、「加吉魚」がタイ。

実は、中国ではジャガイモのことを「土豆(トゥドォウ)」、鯛のことを「加吉魚(ジアジーユィ)」と言います。出題された読みは、この中国語に日本での名称をそのまま当てたものと思われます。

ややこしいことに、日本にも「土豆」をそのまま「つちまめ」と読む植物があり、その場合はラセイタソウの別種や、ナンキンマメの別種のことを指します。

ちなみに中国で人気の動画共有サイトに、「土豆」(Tudou)の名がついているものがあります。あちらの国でもジャガイモは庶民的、かつ一般的なイメージを持つ食材であることが窺えます。

鯛は、中国でも縁起の良い魚とされます。ただ、大陸国家である中国では、海水魚である鯛は主に山東省や福建省でとれる魚であり、あまり一般的な食材であるとは言えません。

逆に中国で縁起の良い魚の代表は、淡水魚である「鯉」です。鯉には黄河流域の龍門というところの大きな滝を昇って、龍になったという言い伝えがあります。これが「登龍門」の語源です。日本の端午の節句の「鯉のぼり」も、ここから来ています。

日本の他に鯛を好んで食べる国としては、スペインのバスク地方があります。真鯛のオーブン焼きは尾頭つきのまま、クリスマスなどの祝膳を飾ります。

Photo by redazadi

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