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2010年3月1日午前5時ごろに 自宅で長男(当時6ヶ月)の首を絞め風呂でおぼれさせて殺害、妻(当時24) の首を包丁で1回刺し、頭部をハンマーで 数回殴って死亡させた後、義母(当時50)の頭部をハンマーで数回殴って死亡させた当時宮崎市の建設会社員だった奥本章寛被告ですが、最高裁判所は上告を退け「短絡的な動機の残虐な犯行だ」として、被告に死刑を言い渡しました。

被告は、1審の裁判員裁判と2審が死刑を言い渡したのに対し、「遺族の一人が死刑を望まないという書面を提出している。裁判員裁判で審理をやり直すべきだ」などと主張して上告していました。

今回のこの最高裁判所での裁判では、最高裁判所第1小法廷の山浦善樹裁判長は 「被告は説教を繰り返す義理の母親から逃れたいという思いから殺害を計画した。さらに 逮捕を免れるためには妻と長男も殺害するほかないと考えた、短絡的な動機の残虐な犯行だ」と指摘し、「3人を殺害した結果は重大で、ほかの遺族は厳しい処罰感情を示している」と述べて上告を退ける形となりました。

この判決は、宮崎県で行われた裁判員裁判で、裁判員が選択した死刑が初めて確定した判決となりました。そして、判員裁判で一審の死刑判決を最高裁が支持したのはこれが2件目ということです。

今回の裁判員裁判を経た上で決まった宮崎県初の極刑について、裁判員経験者は「被告に再審請求を出し続けてほしい」と複雑な思いも口にしております。

この事件、多額のローンがあり生活が苦しく、生活費の一部は義母が出しており、妻からは「いつでも離婚してあげる」とメールされ、義母からは「離婚するなら多額の慰謝料を求める」と言われたことが動機とされていいます。

最後に事件について被告は、「私はどのような刑でも……、どのような刑でも受け入れる覚悟です」と謝罪の言葉を述べていました。

Photo by http://blog.livedoor.jp/goldennews/archives/51678074.html

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