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「MRJ【Mitsubishi Regional Jet(三菱リージョナルジェット)】」とは、国産初の小型ジェット旅客機です。

三菱重工業が製造し、子会社の三菱航空機が設計と販売を手がけます。

MRJは、先進の空力設計技術、騒音解析技術などの適用と、新型エンジンの採用により、大幅な燃費低減を実現しています。

また騒音、排出ガスも大幅に削減すると言う「運行経済性」や「環境適合性」を実現し、1列4席の配置、大型のオーバーヘッド・ビンの装備、スリムシートなどの採用による「客室の快適性」も提供します。

さらに、フライト・デッキに4面の大型液晶ディスプレイを装備することで状況認知性を向上させ、パイロットのワークロードを低減させた事や、先進の機体設計によって得られる「高い安全性」を特徴としています。

MRJは2002年に経済産業省が発表し、2003年に募集を行った「環境適応型高性能小型航空機」計画をベースとして、三菱重工業を筆頭に開発が開始され、2008年の全日空からの受注を受け、三菱航空機として事業を子会社化し、開発・製造が進められました。

当初は2013年の納入を目指していましたが、開発に手間取り延期を繰り返してきました。

2014年10月18日にロールアウト(完成披露式典)し、初飛行は2015年4-6月期、型式証明の取得は2017年上期を予定しています。

今後の課題として、「更なる受注の積み重ね」があげられます。

現在の総受注数が採算ラインの下限である400機を突破していても、契約の約4割にあたる184機が購入のキャンセルや保留が可能なオプションや購入権の契約で占めており、MRJの規模の旅客機を購入する顧客には信用力が乏しいケースもある事から、確実に資金回収できるか不明瞭なケースがあるのです。

また、小型機市場は、他社との競争が激しい為、値引きの圧力からは逃れられない事から、量を確保しコストを抑える取り組みを行う必要もあります。

Photo by excite ニュース

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