問題化する「ママカースト」とは

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「ママカースト」という言葉の認知度が日に日に高まっています。

ママカーストとは、子育て中の女性たちの間で認識されている「格付け制度」のことです。

昔から存在していたといえばそうですが、「ママカースト」という言葉とともに、その認知度は上昇しています。

格付けの基準は夫の収入、子供の容姿や学力などの個人的能力、子供にどこのブランドの服や物を買い与えているか、マンションのどの階に住んでいるかなどです。

子育て中の母親自身だけにかかわらず、その女性を取り巻く全ての環境が比較対象になります。

この「ママカースト」によって、一体どんなことが起こりえるのでしょうか。

一番よく起こるのは、イジメ・いびりだと言われています。「ママカースト」によって分けられる階層は、上層、中層、低層とあり、上の層に属する母親が下の層に属する母親を見下し、イジメやいびりが起こります。

ある母親Aさんが、自分より上の層に属する母親Bさんからお茶に誘われます。「お茶」と聞いて気軽に誘いに乗ったAさんでしたが、行ってみてビックリ、お茶とデザートだけで3千円以上もかかる場所でした。これはAさんにとって、レストランで食べるディナーよりも高い金額です。Bさんは、Aさんが困ってしまうことを承知の上で誘ったのです。

こういったケースよりも更に悪質なイジメもあるのが、ママカーストの怖いところです。

朝日新聞の記事によると、雑誌AERA会員81人にとったアンケートで、なんと63%が「階層や序列を実感する」と答えています。その中の67%が、自分自身は中層に属すると思う、と回答しています。

ママカーストを抜け出すために、このカースト認識が強い母親と縁を切れば話は早そうですが、なかなかそうもいかないようです。母親との付き合いが悪くなることが原因で、子供にまで影響が及び、仲間はずれやイジメに遭ってしまうことを心配する母親もいます。

ママカーストによって見下されイジメやいびりに遭っても、「子供が学校を卒業するまでは」と堪える母親が多いというのが現状です。

Photo by Tommy Wong

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