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「秋葉原無差別殺傷事件」とは、2008年6月8日に東京都千代田区神田(秋葉原)で発生した 通り魔事件です。 17名が被害を受け、その内7名が死亡しました。

事件は6月8日12時30分過ぎに、東京都千代田区神田四丁目の神田明神通りと 中央通りが交わる交差点で起こりました。

加害者は静岡県裾野市の派遣会社員、当時25歳の加藤智大(かとうともひろ)です。 加藤智大は、沼津市内で借りたレンタカーの2トントラックで秋葉原の歩行者天国に突っ込み、 通行人をはねたのち、車から降りて被害者の救護に駆け付けた警察官や周囲の通行人を 所持していた両刃のダガーで立て続けに殺傷しました。

事件発生後まもなくして近くの交番から駆け付けた警察官が加藤を追跡し警棒で応戦、 最後には拳銃の銃口を加藤に対して向け、ダガ―を捨てるよう警告し それに応じてダガ―を捨てた加藤を非番でたまたま居合わせた警察官とともに取り押さえ、 旧サトームセン本店(現:クラブセガ秋葉原新館)脇の路地で現行犯逮捕しました。

事件当日は日曜日で、中央通りは歩行者天国となっている区域でした。 加藤は事件当日の早朝から事件の直前20分前まで携帯サイトの掲示板に犯行を予告する書き込みを 約30回しましたが、誰からも反応が無く、後に「色々書いているのに誰も見てくれない」「見た人に犯行を止めてほしかった」と供述しています。

また、事件に至る経緯について「現実の世界でもネットの世界でも孤独になった。 ネットの世界の人間に自分の存在を気づかせてやろうと事件を考えた」と供述しています。

これは、加藤が携帯サイトの掲示板で「不細工スレの主」と言う独自キャラを確立していましたが、 成りすましによる偽物が現れた上に掲示板を荒らされ、掲示板荒らしが去って孤立を感じ、 掲示板に通り魔事件を起こすと投稿するようになった事を指すと考えられています。

事件を受けて警視庁は秋葉原の歩行者天国の「当面の中止」を決定し、 2011年1月23日の再開まで歩行者天国は中止されていました。 また、電子掲示板への犯行予告の書き込みに対する対応を強化する通達を出しています。

現在も最高裁で公判が続いています。誰にでも孤独感から絶望的な気持ちになることはありますが、なぜ加藤被告はこのような残忍な犯行に至ってしまったのでしょうか。これからの社会を作っていく上で、「加藤は頭がおかしかった」の一言で片付けるのではなく、犯行の原因を究明していくことが必要ではないでしょうか。

photo by flickr

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