「世界は美しいところ」動画で尊厳死を予告したメイナードさん、11月1日に死去

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末期の脳腫瘍を患いインターネット上で尊厳死を予告する動画を公開して、何百万人ものネットユーザーに視聴され、話題を呼んでいたアメリカ人女性のブリタニー・メイナード(Brittany Maynard)さんが自宅で服薬自殺を実行、亡くなっていたことがわかりました。29才でした。

結婚して間もなく、激しい頭痛に襲われるようになったメイナードさんは、今年1月に余命6ヶ月の宣告を受けました。同時に進行性のがん(増殖の早いがんのこと)のため、その死には激しい苦痛が伴うことも告げられます。

当時、彼女は夫のダン・ディアス(Dan Diaz)さんとの間に第一子をもうけようとしていました。ところがそれもこの病気のために断念。

その後、彼女は夫とともに住んでいたカルフォルニア州から、国内で「死ぬ権利」が認められている数少ない州の1つ、オレゴン州に移り住みます。それによって彼女は、自らの命を絶つのに必要な薬剤を医師から処方されることが可能になりました。

問題の動画は、尊厳死の支持者らを支援するための募金集めの目的で立ち上げられたウェブサイト「www.thebrittanyfund.org」に投稿され、動画共有サイト「ユーチューブ(YouTube)」によって広まったもの。その中で彼女は人生の幕を閉じる日は、夫の誕生日である10月26日と、自身の誕生日の11月19日の間になると語っていました。

しかし、30日には新たな動画で「まだ十分に気分が良く」、「楽しみもあり」、「今すぐというのは正しいタイミングではない」といったん死期を伸ばす可能性も示唆していました。

ところがソーシャルメディアに改めて、「愛する家族、友だちよさようなら。世界は美しいところ。旅はいつも私の最良の教師だった」「今日、私は尊厳死を選びます。この恐ろしい末期の脳腫瘍は、私からたくさんのものを奪っていきました」「さようなら世界」等々のメッセージを投稿。

尊厳死支援団体「コンパッション・アンド・チョイセズ(Compassion & Choices)」のショーン・クロウリー(Sean Crowley)氏によると、その書き込みのあった当日の11月1日に薬を服用し、家族ら愛する人たちの腕の中で安らかに息を引き取ったとのことです。

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