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自動的に速度違反を取り締まる装置、通称「オービス」。その移動可能なタイプ、「移動式オービス」の効果を検証するための試験的な導入を、警視庁が今月の4日から1~2ヶ月間、埼玉県内で始めます。

これは昨年の警察庁の有識者懇談会において、スピード違反の取締場所の固定化が問題とされたために行うものとのこと。そのため、時間と場所を変えながら実験を行い、その結果によっては全国での運用も検討するようです。

オービス(ORBIS)とは、アメリカのボーイング社によって開発された機械の名称です。名前の由来はラテン語で「眼」を意味する言葉で、ボーイング社の商標となっています。

そのため、厳密に言えばボーイング社を初めとするライセンスを受けた会社以外の「取締機」をオービスと呼ぶのは誤りです。俗に「ネズミ捕り機」などと呼ばれることもあります。

幹線道路や高速道路、事故・速度超過違反が多発している道路に設置され、制限速度を大幅に超えている車を検知すると、その速度を記録し、ナンバープレートと運転者の撮影を行います。基本的には赤切符の違反のみ、つまり一般道路では30km/h以上、高速道路では40km/h以上が撮影対象とされています。

取締機を設置している道路には、被写体の肖像権に配慮して、設置箇所の約1~3km前に少なくとも2ヵ所、警告標識が設置されているそうです。

「移動式オービス」はこれまでもパトカーに搭載されていたり、警察車両に積んで運べるタイプのものがありましたが、今回導入が予定されているのは操作者のいらない自動取り締まり装置で、最もコンパクトなものでは高さが1mほどしかなく、生活道路への設置も可能です。

試験運用の期間でも、反則者は切符を切られてしまうとのこと。安全運転を行うのは当然のことですが、これまで以上に心がける必要がありそうです。

Photo by Wikipedia

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