母親殺害の少女に対して友人らが提出した「嘆願書」とは

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2014年10月、高校2年生の少女が母親と祖母を殺害するという事件が起きました。少女は、殺人容疑で逮捕されましたがその少女に対して、同級生たちが少女の処遇への配慮を求めた嘆願書を11月4日札幌地検に提出しました。

同級生や保護者は、「将来ある少女に適切な裁判を望む地域住民の会」を立ち上げ、街頭活動やインターネットなどで署名を呼びかけ、嘆願書と共に提出された署名は一万人以上もの人数となりました。

これだけ大規模な署名活動と嘆願書提出活動が起こった背景には、少女が祖母などに虐待をされていた事と、日頃ボランティア活動などに懸命に取り組んでいて真面目な生徒だった事があります。

嘆願とは事情を詳しく述べ、熱心に頼むことを指します。その事を書いた文書のことを嘆願書と言います。
この少女は、警察の取り調べに対して、母親や祖母のしつけが厳しく今の状況から逃れたかったと述べていることから、当時の精神状態を調べるために現在精神鑑定が行われているということです。

しかしながら、同級生や保護者達は、罪は償わなければならないが、複雑な家庭環境などを踏まえて、大人と同じ刑事裁判をするのではなく、家庭裁判所で審理をしてほしいと願っています。

家庭裁判所の場合は、プライバシーに配慮し、原則的に非公開で行われます。少女が罪を償って社会に出てきた時に、好奇の目にさらされないように社会復帰をして欲しいと会の代表の女性は語っています。

今後も署名活動などを続けていき、札幌家裁にも同様に嘆願書の提出をするとのことです。

過去に、3人を殺害した少年にも友人によって減刑の嘆願書が提出され、少年院送致処分となったケースも有ることから、今回の事でどのような決定が下るのか注目されています。

Photo by flickr

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