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飼育しているミツバチが、ある日突然巣箱からすっかり消えてしまう現象「蜂群崩壊症候群(CCD)」。この現象が今、三浦半島で多発しており問題になっています。

毎日新聞によると、鎌倉市津西のアマチュア養蜂家、山口稔さん(72)は昨年の夏からCCDに悩まされはじめ、今年の8~9月末にかけては飼育中のミツバチ約100万匹のうち、3万匹以上が巣箱から消えてしまいました(毎日新聞11月11日 配信)。

また、神奈川県養蜂組合三浦支部支部長の石井勉さん(64)も昨年夏に68群のミツバチがCCDのためいなくなり、大きな損害を受けるなど、CCDによる損害が拡大。こうした損害の影響で、神奈川県内の養蜂家によるミツバチの飼育数は減少しています。

蜂群崩壊症候群(CCD)が最初に報告されたのは2006年の秋。場所はアメリカで、ある日突然、巣箱からミツバチがすっかり消えているのが発見されました。この時はじめて「蜂群崩壊症候群(CCD)」という名前が付けられ、その後2007年~2008年にかけアメリカでCCDが多発し、アメリカの養蜂家は約3割ものミツバチ消失に大きな損害を受けています。

この現象はアメリカの36の州で報告されているほか、カナダ、ヨーロッパ諸国の一部、インド、台湾、ブラジルなどでもCCDの疑いのあるケースが報告されています。世界各国で見られる現象です。

なぜ蜂群崩壊症候群(CCD)が起こってしまうのか、その詳しい原因は解明されていません。ミツバチには本来、帰巣本能が備わっており、その能力を突然失ってしまうというのは異常であることに間違いはありません。

原因の可能性として考えられていることは様々で、欧州連合でいわれているネオニコチノイド系農薬3種、アメリカでいわれている有機リン酸エステル系農薬などの除草農薬、その他ウイルスやダニなどがあります。

神奈川県の養蜂家の間でも、農薬散布が影響しているのではないか、といわれています。

Photo by flickr

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