【セウォル号沈没事故】捜索打ち切り決定、船長は殺人罪認められず

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4月16日に韓国のセウォル号が沈没した事故で、救助措置を怠るなどの殺人罪に問われていた船長等の判決公判が11月11日行われました。

沈没したセウォル号は修学旅行中の生徒325人と引率教員14人、一般客108人、乗務員29人の476人が乗船していました。

この事故で476人中295人の乗員乗客と、捜索作業員8人が亡くなり、未だに行方不明者が9人いるとみられていますが、韓国の海洋水産相は11日の記者会見で捜索の打ち切りを決めたことを発表しました。

事故から約7ヶ月が経ち、船体が危険な状況にあることや、冬に向かい海の状況も悪化していることなどを理由に挙げており、行方不明者の家族もこれ以上犠牲者が出て欲しくないとの気持ちを示し、捜索終了に同意したということです。

この会見が行われた日の午後、6月から行われていた船長らの裁判の判決公判が行われました。

検察側は船長に対し、殺人罪で起訴し死刑を求刑しており、裁判所はどのような判決を下すのか注目されていましたが、韓国裁判所はセウォル号の船長に遺棄致死や業務上過失致死の罪で懲役36年を言い渡しました。

言い渡された判決によりますと、船長が部下の乗組員に対して、乗客に避難をするように指示をしたということを裁判所が認定したことと、未必の故意があったとまでは言えないと結論付けたことで、殺人罪については無罪として、死刑求刑は退けられました。

”未必の故意:確定的に犯罪を行おうとするのではないが、結果的に犯罪行為になってもかまわないと思って犯行に及ぶ際の容疑者の心理状態”
引用元:コトバンク

機関長については、怪我をした乗務員に適切な措置を取らなかったとして殺人罪を認め懲役30年、その他の乗務員については、5~20年の刑が言い渡されました。この判決により、傍聴した遺族は予想以上の軽い判決とし怒りをあらわにし、控訴するものとみられています。

Photo by flickr

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