維新の党と公明党が激突へ、次期総選挙大阪16区

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維新の党幹事長の松井一郎大阪府知事は、来月実施が予想される次期総選挙で、大阪16区から自身の出馬を検討しています。また、自身が出馬しない場合でも、「代わりの候補者を必ず擁立する」としています。

大阪16区は公明党の北側一雄副代表の選出区で、同党にとっては絶対に落とせない選挙区です。松井府知事は、そこで敢えて公明党と戦おうとしているわけです。

なぜ松井府知事は公明党との対決を決意するに至ったのでしょうか?

前回2012年の総選挙では、維新の党の前身、日本維新の会は、同党が主導する大阪都構想への協力を条件に、大阪、兵庫の6選挙区で候補を擁立せず、公明党の支援に回りました。

というのも、維新は大阪市議会では過半数を持たず、都構想を進めるためには公明党の協力が不可欠でした。そこで国政選挙で公明党に協力することにより、市議会で都構想推進をサポートしてもらうはずでした。

しかしその後、都構想をめぐって両党は対立し、維新側にとっては選挙の際の約束を反故にされたとの思いが募ったわけです。一方で公明党も「都構想について『是々非々でいい』と言っていた。裏切られたのはこっちだ」と主張し、両者の対立は頂点に達しています。

維新の党共同代表の橋下徹大阪市長も、「都構想を実現させ、公明にやり返す」、「人生なんていつ終わるか分からない。明日、明後日死ぬかもしれないのだから、やれるときにやらないと」と述べ、公明党を叩くために自身の出馬も検討しています。

維新側としては、「裏切り者」公明党打倒のため、大阪16区で公明党幹部の北側一雄副代表を何としても落選に追い込みたいという執念から、松井府知事など有力候補をぶつける意向です。一方公明党も、同党の面子にかけて副代表を落選させることはできません。

両党の意地がぶつかり合う大阪16区。次期総選挙における注目選挙区のひとつとなることは間違いないでしょう。

Photo by Joop on flickr

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