衆議院選挙、鍵を握るのは今回も「○○層」【衆議院選】

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安倍首相は18日夜、21日に衆議院を解散する考えを表明しました。

それに伴い「過半数を得られなければアベノミクスが否定されたことになるわけだから、退陣する」と述べ、本選挙の「勝敗ライン」を自民・公明両党で過半数の238議席の獲得としました。現在326議席を擁する与党からすれば、容易に達成可能だと考えられますが、選挙情勢はどうなるのでしょうか。

政治評論家の有馬晴海氏によれば(11月18日付東洋経済ONLINE)、現在294議席を有する自民党は、2年前の「ご祝儀議員」の落選は既に織り込み済みで、どんなに減っても過半数は確保できると考えており、公明党は低投票率が予想される中で組織票が見込める政党であるため、現状維持を見込んでいるようです。

野党については、選挙準備が整っていないものの、第2次安倍政権樹立以降、各地での自民対それ以外という構図の首長選挙では、自民党の推薦候補がことごとく落選していることから、選挙協力が鍵になると指摘しています。その上で、自民党は23減で271議席、民主党は31増で86議席と予想しています。

一方、三重大学副学長の児玉克哉氏は(11月16日付YAHOO!ニュース)、メディアで存在感を失った民主党が、議席を大きく上乗せすることはあり得ないと述べています。

また、前回選挙では、日本維新の会(現維新の党)などが第三の勢力として期待されたものの、そうした熱も今は消え去っていることから、自民党が前回選挙以上に議席を伸ばすと予想しています。

時事通信の調査によれば、11月の政党支持率は、自民党が22.3%、民主党が4.8%となっています。

前回2012年衆議院選挙直前の12月の政党支持率は、自民党15.3%、民主党5.9%でした。

この数字を素直に解釈すれば、児玉氏の指摘通り、自民党圧勝の可能性が高いと言えるかもしれません。ただ11月の調査では、「支持なし」のいわゆる無党派層が64.2%を占めています。

近年、選挙の際には必ず言われることですが、この無党派層が行動するのかしないのか、それによって選挙結果は大きく左右されます。今回の選挙も例外ではないでしょう。

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