今世界の若者の数が急増している!〜世界人口白書2014発表〜

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今月18日、国連人口基金は2014年版『世界人口白書』を発表しました。

この世界人口白書は1978年から毎年発行されており、人口問題に関するさまざまな課題に焦点を当ててきました。1986年からは日本語版も制作されています。

2014年世界人口白書では、「18億人の力未来を変革する若者たち」と題して、世界の若者たちの抱える問題に光を当てています。

世界には10歳から24歳の若者18億人が暮らしており、いまだかつてこれほど多くの若者がいたことはありません。そしてその若者人口は最も貧し国で最も速い速度で増えています。

本書では次のように述べられています。

”若者が思春期から成人へと健康な状態で移行できれば、将来の選択肢が広がります。”

引用:『世界人口白書2014』

特に第一章では、若者たちは未来を形作り、リーダーとなる人であるのに、大人の社会では若者たちは往々にして見過ごされていることに問題提起をしつつ、その解決策を探る内容となっています。

具体的な問題的としては、

・殺人発生率は若者人口の割合が最も多いところで最も高い傾向にある

・毎日39,000人が児童のまま花嫁となっている

・思春期の少女の出生率は若者人口の割合の高いところでより高い

・中等教育でのジェンダー格差は、若者人口割合が高くなると男女双方向に拡がる傾向があるが、一般的に男子のほうが優位にある

・ジェンダーの不平等は総人口に占める若者人口の割合を密接に反映している

・医療費は若者人口の割合がもっとも多い国で最も少ない

・精神疾患のほとんどは12歳から24歳の間にはじまっている

・HIV感染は思春期の若者の2番目に多い死因である

といったものがあげられています。

今の若者は親や年長者よりも長く生きるため、加速する気候変動やその他の環境変化とそれにともなう危機やリスクに直面する可能性が高いとされています。

今日の若者は成人になったら将来に備え困難を克服する担い手になる必要があり、その克服力は彼らの健康、教育程度、人生に選択肢があるかどうか、人権が保障されているかにある程度かかっています。

いま世界の国々が若者に関する数々の問題を取り組むならば、将来の多くの課題に対抗する一歩を踏み出すことになるのです。

日本では少子化の影響もあり、こうした若者に関わる問題が主題になりにくい傾向がありますが、世界的にはメジャーな問題群であると言えます。

参考: 国連人口基金東京事務所「世界人口白書 2014」
Photo by Department of Foreign Affai on flickr

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