高倉健さんの命を奪った「悪性リンパ腫」とはどんな病気か

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今月10日、俳優の高倉健さんが悪性リンパ腫のため83歳で亡くなりました。

19日午後1時~6時には、東京・丸の内TOEI前とT・ジョイ大泉などに献花台が設置され、献花の列は途切れることなくファンの方々約4200人が日本の映画を支えたスターを偲びました。

「悪性リンパ腫」という病名はよく耳にしますが、どんな病気なのでしょうか。

“血液のがん”とも言われる悪性リンパ腫は、全身に広がっている主に免疫の働きに関与するリンパ系組織内の細胞が悪性化し、本来の規律を守らず無秩序に増え続けて次第に全身の臓器を侵していく病気のことを言います。

症状としては、下記のようなものが代表的です。

・リンパ節の腫れ・しこり
・痛み・発熱(37℃前後の微熱が続く)
・全身の倦怠感・寝汗・かゆみ・体重の減少
・貧血

悪性リンパ腫の症状として最も多いのが、リンパ節の腫れ・しこりで、特に首やわきの下・足の付け根のリンパ節の腫れやしこりを訴える人が多いのです。

ただ、他のがんと比べると特徴的な症状が少なく、何となく体調が優れないだけだからと気付きにくく、病院でも検査を進めるうちに悪性リンパ腫だとわかるケースも少なくありません。

また、悪性リンパ腫の原因は、はっきりとは解明されていないのが現状です。ウイルスや細菌への感染や遺伝性もあるのではないかとも考えられています。

一言で「悪性リンパ腫」とは言っても、分類は多くあります。腫れているリンパ節の一部を切除し、顕微鏡で調べる検査によって、細かく分類していきます。

大きな分類としては、特徴的な巨細胞を認める“ホジキリンリンパ腫”と、そのほかの“非ホジキリンリンパ腫”があります。腫瘍の進行の程度はより細かい分類によってそれぞれです。

日本の悪性リンパ腫の約90%を“非ホジキンリンパ腫”が占めています。

リンパ組織の悪性腫瘍である悪性リンパ腫の治療は、通常の悪性腫瘍の治療である「3大療法」(手術・抗がん剤・放射線)の中でも、手術が使えないのですが、抗がん剤や放射線で治療します。

Photo by https://www.flickr.com/photos/euthman/

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