維新の党橋下氏、松井氏衆院選不出馬を表明【衆議院選】

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維新の党の橋下徹共同代表(大阪市長)と松井一郎幹事長(大阪府知事)は23日、衆院選への出馬を見送る考えを表明しました。橋下氏は「今回は戦わず、(来春の)統一地方選で戦いたい」と述べ、松井氏は、「僕も(橋下)市長も国政には挑戦しません」としました(11月24日付YOMIURI ONLINE)。

松井氏は衆院選不出馬の理由を、「(大阪)都構想をやり遂げるための住民投票をやろうと、そのためには軸足を大阪に置いて、僕も橋下徹も国政に挑戦することは一旦引っ込めました」と説明しています。

大阪都構想を巡る公明党との対立から、橋下・松井両氏は、前回公明党への配慮から候補者の擁立を見送った大阪、兵庫の選挙区で、自身の出馬を含めて公明党との「対決」を示唆していました。結局、維新の党は、公明党の前衆院議員が出馬を予定する大阪、兵庫の小選挙区全てで候補者を擁立しないことになりました。

橋下氏にとって大阪都構想は、大阪維新の会時代から掲げてきた公約であり、今年3月には出直し市長選を行ってまで推進にこだわった最重要政策です。にもかかわらず、大阪市長の職を放り出しての衆院選出馬となれば、批判は免れません。そうしたことが、今回の不出馬決断の決め手になったのでしょう。

一方で、国政での維新の党は、前回衆院選で「橋下新党」への期待から50を超す議席を獲得(当時は日本維新の会)したものの、大きな実績はなく、橋下氏のような「顔」となる議員も存在しないため、今回の衆院選では苦戦が予想されます。

「賞味期限切れ」などとも言われていますが、まだまだ橋下氏の発信力と知名度は大きく、党所属議員からは出馬待望論もありました。

国政に転身すれば、衆院選では党にとって大きなプラスにはなるものの、地元大阪では「放り出し」批判にさらされる。不出馬表明は、そのジレンマの中での苦渋の決断だったことは想像に難くありません。

橋下氏出馬という「切り札」を失った維新の党。約8割を新人議員が占めていますので、生き残りのための道のりは決して平坦ではないでしょう。

photo by http://www.hashimoto-toru.com/

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