小学生なりすましサイト「どうして解散するんですか?」が首相にまで波及

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小学4年生を名乗る人物が運営していた「どうして解散するんですか?」と題された政治サイトが、実はNPO法人の代表理事によるなりすましだったことが明らかになり波紋を呼んでいます。

同サイトは、「ぼくにはさっぱりわかりません。あべそーりはテレビで『みんなに問い直すための解散だ』っていっていたけど、もんだいは一体何?」、「1回で700億円かかる選挙は、簡単にできるんだよなぁ。ねぇ、誰のお金なの?」、「やっぱりこれも秘密なのかなぁ?」と安倍首相を批判する内容となっていました。

当初から、小学生が作成したサイトとは思えないと指摘されていましたが、22日、NPO法人「僕らの一歩が日本を変える。」代表理事の大学生・青木大和氏が、自作自演だったとして謝罪コメントを発表しました。

これに関して安倍首相は25日、自身のFacebookで、「批判されにくい子供になりすます最も卑劣な行為だと思います」と批判しました。このコメントに対しては、相手が大手メディア等ではないため、その非寛容さやシェアしたURLがヘイトスピーチ関連の内容で知られるサイトであったこと(URLは既に削除済み)への批判があります。

脳科学者の茂木健一郎氏は青木氏の擁護派で、「このような『やらかす』性行と、イノベーションを起こす能力には、正の相関がある。…日本にはこのような若者が必要」としています。

一方で、青木氏は今回「なりすまし」で首相への批判を行っています。それをむしろ良いことのように論ずるのは、贔屓の引き倒しであるという批判もあります。

青木氏は謝罪コメントの中で、衆院解散について、「なぜ解散するのか、理由がわからず、僕の頭の中には多くの疑問が残りました。…そして、この問題は日本の中でどのように感じられているのか、多くの人々は何を感じているのか知りたくなりました」と今回の行動について説明しています。

今回の騒動は、もちろん必要以上に批判されるべきはありませんが、青木氏にもその擁護派にも、「なりすまし」による情報発信は原則として「悪」なのだということを理解する必要があるでしょう。

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