長野県で地震が発生した「新潟―神戸ひずみ集中帯」とは

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11月22日夜に、長野県北部で震度6弱の地震を観測しました。この地震で、住宅の全半壊が54棟、けが人は44人にのぼりました。

この地震は国内最大級の活断層、「糸魚川―静岡構造線断層帯」の一部で発生した可能性が高いと言われています。この活断層の北側に位置している「神城断層」について、今回の地震との関連が指摘されているからです。

東京大学地震研究所の平田直教授によると、この活断層の付近は「日本の中でもひずみがたまりやすく地震活動が活発な地域で、今回の地震も断層帯にあるいずれかの活断層が動いて起きた地震とみられている。すぐ近くには神城断層という活断層があり、余震もこの断層に沿って起きていて、現在調査をすすめている。」ということです。

また、今回の地震は地殻変動の影響で地震のエネルギーが蓄積されやすい「新潟―神戸ひずみ集中帯」と呼ばれる地域で起こったことも注目されています。2004中越地震や2007年の新潟中越沖地震もこの地域で発生しています。

本州には通常、地盤を東西に圧縮する力がかかっており、新潟県から神戸市にかけえはこの地殻のひずみが大きく、逆断層型の活断層地震が起きやすくなっています。

今回の地震は震度6弱を記録しましたが、死者が出ていません。建物の倒壊も多数あったものの、住宅の下敷きになった人は迅速に救助されました。

その一因として、近所のつながりが挙げられています。神城地区ではあらかじめお年寄りが住む世帯を把握していたので、救助も速やかに行うことができ、高齢者の安否確認に役に立ったと言われています。

引き続き余震は続いており、体に感じる余震の回数は80回を超えています。また、揺れが大きかった地域では、地震で地盤がゆるんでいるため、普段より土砂災害の危険性が高くなっています。22日の地震で損傷している家屋もあるため、引き続き警戒が必要な状態が続くとみられています。

Photo by http://urx.nu/exAj

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