観光業界円安が追い風に、受け入れ最も多いのはあの国

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衆議院解散により、アベノミクスの是非が今問われていますが、アベノミクスの影響で確かに円安は進んだといえます。

この円安を一因として、日本に旅行に来る外国人が増加しています。10月の観光客数は前年の同月と比べて37%増加した127万2000 人でした。これまで10 月として過去最高であった2013年は92万9千人でしたが、それを34万3 千人も上回っています。

10月は例年訪日外国人の多い月ですが、今年は円安により例年より多くの外国人が日本に訪れました。また、中国では10月は国慶節で多くの中国人がこの時期に旅行を楽しむのに加えて、消費税免税制度の拡充により、中国人を含めより多くの外国人の集客に成功しています。

国別でみると、一番訪日人数の多かったのは韓国で、2013年と比べると伸び率は57.7%となっています。日本と韓国の政府間の関係はいまだに緊張状態が続きますが、民間レベルでは日本での観光や買い物を楽しむ韓国人が増えてきたことがわかります。

韓国人の場合、中国に観光に旅行する人も多いですが、中国訪問にはビザが必要なため、ノービザで短期間滞在できる日本は行先としても選ばれやすいと言えます。

2011年の東日本大震災とそれに続いた福島第一原発の事故により、訪日韓国人は激減していましたが、円安効果も手伝い訪日韓国人数は回復しています。

二番目に訪日人数の多かったのは中国です。人数としては二番目ですが、2013年からの伸び率は84%と、トップの伸び率となっています。これには円安元高が大きく影響しています。

昨年秋には人民元1元が15円だったのに対し、今年の同時期では1元18円に近付いています。訪日中国人の数も韓国と同じく、東日本大震災以降、減少傾向にありました。

また、2012年の尖閣列島をめぐる日中の関係悪化により日中間の空の便も激減しました。反日感情はいまだ根深いものがありますが、円安のいま日本に来て沢山買い物をする中国人は増えています。

特に中国や韓国との厳しい外交関係が続く中で、観光業界に限って言えば円安は追い風になっていると言えます。

Photo by Daniel Rossi on flickr

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