広島カープ、経営努力により「カープ女子」が定着

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「カープ女子」とはプロ野球球団「広島東洋カープ」のファンである女性のことを指す言葉です。

 定着した理由

2009年に広島カープは新球場である「MAZDA Zoom-Zoom スタジアム 広島(通称ズムスタ)」に本拠を移しました。その際球団が女性ファンの取り込みの強化を図り、その結果として女性ファンが増えていることをメディアが報じ始めます。

当初は「カープガールズ」と呼ばれていたようですが、それに代わって昨年から今年にかけて「カープ女子」が定着しました。

「カープ女子」がメディア初めて使用されたのは、昨年放送されたNHKのニュース番組『ニュースウォッチ9』の特集です。その中でこの言葉は地元・広島の女性ファンというよりも、神宮球場や東京ドームに集まる在京カープファンを意味る言葉として使用されました。

実際に神宮球場でのカープ戦の動員数は倍近くにまで増加し、昨年度の東京ドームでの平均動員人数は、熱狂的なファンを持つ球団、阪神タイガースを抜いてトップになっているそうです。

球団の経営努力

広島カープという特定の球団を応援する女性たちを、「カープ女子」という呼称が定着するほどの現象にまで押し上げた理由は、この10年における球団の経営努力にあると言われています。

激減する地上波放映権料収入に代わるグッズ販売戦略の強化やカープグッズには豊富でコラボレーション企画も多く、新人選手の初勝利やサヨナラ勝ちなどの際には、すばやく限定Tシャツを販売するなど、魅力的な商品展開を見せました。

さらに今年5月には「関東カープ女子 野球観戦ツアー」を催しました。これは球団が新幹線代を負担し、関東のカープ女子148人をマツダスタジアムに招待するというイベントで

また新球場「ズムスタ」は、米メジャーリーグのスタジアムを参考にした球場で、施設自体が日本では珍しい球場で、いわゆる「ボールパーク」になっています。若い女性、それも女性のみで連れ立って球場に向かう客が増えたのもこれが一つの要因とも言えます

「カープ女子」の主な特徴は、特定の選手を応援するという傾向があるという点です。人気はエースの前田健太選手を初めとした、若い選手たちです。アイドルファンにも似た「カープ女子」の姿勢は、たしかに流動的な現象かもしれません。しかし、球団側も先にあげたような、それを繋ぎ止める経営努力をしています。

photo by midorisyu

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