朝ドラ「花子とアン」で使われてた「こぴっと」ってどんな意味?

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「こぴっと」は平成26年度前期の連続テレビ小説「花子とアン」で、主人公が使っていた甲州弁の一つで「こぴんと」とも言い、「しっかり」や「きちんと」という意味です。例えば「こぴっと勉強しろよ」などと使用されます。 

 注目のきっかけは「花子とアン」

「花子とアン」はモンゴメリ原作「赤毛のアン」の翻訳者、村岡花子の半生を描いたドラマです。山梨の貧しい農家出身の花子を演じた山田叶望や吉高由里子、そして出演者たちの口からは「こっと」の他にも「てっ」、「じゃんねー」、「しろし!」、「ずら」、「くりょう!」など、様々な甲州弁が飛び出します。

それによって甲州弁も全国的な脚光をあびましたが、ネット上では「必要以上に使いすぎている」、「本来なら推定や確認を表わす語尾の助動詞〝ずら〟が、単純な肯定や断定に用いられている」などといった議論も交わされました

 

「じゃん」の発祥は?

ところで、多くの人が横浜の方言と思っている語尾につける「じゃん」は、甲州弁発祥ではないかという説があります。明治38年発行のグラフ誌に「甲斐地方のソウジャン、イイジャンはジャナイカに同じ」といった記述があり、長野・諏訪地方から甲州街道で生糸が横浜に運ばれる際に「じゃん」が一緒に伝わったのでは、というのです。

この「じゃん」については、由来は五島列島方言であるという可能性も指摘されています。五島列島じゃんは良く使われていすが、当地を治めていた有馬晴信という大名が甲府に幽閉されたこと、明治時代には島原の農民がジャガイモ栽培のために山梨に入植したことなどがその理由だそうです。

そもそも、このような独特の甲州弁は、地元の者か他国の間者(スパイ)かを見分けるために、武田信玄が作らせたとする説すらあります。実際に甲州弁使用者の分布は、信玄の版図と重なっているそうです。真偽の程はわかりませんが、いずれも興味深い話です。

Photo by Parker Knight 

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