全ての有権者に関係する「裁判官国民審査」についても忘れちゃダメよ〜【衆院選】

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14日の衆院選の投票が迫り、各候補とも活発な選挙活動を行っています。

ところで、メディアでの扱いは極めて地味ですが、衆院選と同時に、最高裁判所裁判官に対する国民審査も行われるのはご存知ですか?

最高裁判所裁判官は、任命後に初めて行われる衆院選の際に国民審査を受け、その後は審査から10年を経過した後に行われる同選挙の際に再審査を受け、その後も同様とすると定められています。

審査の結果、投票をした有権者の過半数がその裁判官の罷免を求める場合は、裁判官は罷免されることとなります。ちなみに、これまで罷免された裁判官は1人もいません。

投票方法ですが、国民審査の投票用紙には、審査の対象となる裁判官全員の氏名が記されていますので、罷免すべきだと思う裁判官の氏名の上の欄に×印を記入します。×印以外(〇印など)を記入した場合は全て無効となり、空欄にした場合は、その裁判官を罷免する必要がないと判断したと見なされます。

今回審査の対象となる裁判官は、鬼丸かおる氏、木内道祥氏、池上政幸氏、山本庸幸氏、山崎敏充氏の5名です。

この制度の最大の問題点は、何を基準に罷免すべき裁判官を判断するかという点です。最高裁判所裁判官国民審査公報や、最高裁判所のウェブサイトで、各裁判官が関わった裁判を閲覧することはできますが、一般市民にとっては馴染のない法律用語が並んでいて理解しにくいのが実情です。

ただ、審査対象者の名前をキーワードとしてインターネットで検索すれば、裁判官の情報を分かりやすく解説しているサイトもありますので、ある程度参考になるでしょう。

立法府の代表者を選ぶ衆院選が重要なのはもちろんですが、最高裁の裁判官を審査できる貴重な機会がこの国民審査です。主権者として積極的に関わってみてはいかがでしょうか。

Photo by Chris Potter on flickr

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