芥川賞の候補作品が決定、直木賞との違いって知ってる?

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毎年話題になる芥川賞の受賞作品。受賞作を売り出すために本屋の特設コーナーが設置されるなど、様々な面で影響を及ぼす社会から注目される賞です。

12月20日、ついに第152回芥川賞(平成26年度下半期)の候補作品が、日本文学復興会により発表されました。

 

そもそも芥川賞って?

芥川賞は、作家・芥川龍之介の名を記念して昭和10年に制定されました。その定義は、“名新聞・雑誌(同人雑誌を含む)に発表された純文学短編作品中、最も優秀な作品に贈られる賞”です。

候補者の対象となるのは、主に無名または新進作家。応募形式ではなく、今回のように「候補作品」として選ばれる必要があるのです。

また、賞には「正賞」と「副賞」があり、正賞は賞金ではなく懐中時計が贈られるのは、知る人が少ないのも事実です。副賞には賞金100万円が贈られます。

 

同時発表の直木賞との違いは?

今回発表された候補作品は、上田岳弘さんの「惑星」、小野正嗣さんの「九年前の祈り」、小谷野 敦さんの「ヌエのいた家」、高尾長良さんの「影媛」、高橋弘希さんの「指の骨」。候補作品の著者・小野正嗣さんは、な四度目のノミネート。その他の候補作品著者の高尾長良さん、小谷野 敦さんは二度目のノミネートとなります。

芥川賞と並んで有名な直木賞の候補作品発表も同時にされ、こちらにも注目が集まっています。

直木賞(直樹三十五賞)と芥川賞の違いは、直木賞の定義にあります。直木賞は“名新聞・雑誌(同人誌を含む)あるいは単行本として発表された、短編・長編の大衆文芸作品”のなかで最も優秀なものに贈られる賞となっているのです。

また、無名・新進・中堅作家が対象と、芥川賞に比べ対象枠が広いのが特徴となっています。

この点から、芥川賞はどちらかというと無名作家が名のある作家として地位を確立していく登竜門とも言えます。芥川賞の授賞は年に2回あり、今回の下半期は6月1日~11月30日までに公表された作品から選ばれ、候補者に対する選考会は来年1月15日(木)に東京・築地の新喜楽で開催されます。

photo by Flickr

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