【読了時間:約 2分

11日に投開票された佐賀県知事選挙では、元総務省過疎対策室長で無所属新人の山口祥義(よしのり)氏が18万2795票を獲得し、初当選を飾りました。

山口氏は、自民・公明の推薦を受けた武雄市の前市長で14万3720票を獲得した樋渡(ひわたし)啓祐氏より4万票近く上回っています。

今回の県知事選は、与党が樋渡氏を推薦したのに対し、樋渡氏の政治手法に反対の農政協議会により支援を受けた山口氏による「政権対農協」。

12年ぶりの保守分裂選挙となっていました。しかし、投票率は54.61%と前回の選挙より4.80ポイント下がり、戦後最低の記録となりました。

また、昨年12月に行われた参院選小選挙区の57.77%と比べても下回っています。

今回の選挙は、前知事であった古川康氏が参院選に出馬し、辞職したことにより県内でも初となる年末年始を挟んだ慌ただしい選挙となりました。

さらに武雄市では、前市長の辞職により市長選を控えていたため、市民は落ち着かない年末年始を過ごし、知事選への関心を高めることもできないままの選挙となってしまったようです。

山口氏は新知事として、佐賀県東松浦郡玄海町にある九州電力玄海原発の再稼働のほか、佐賀空港への自衛隊オスプレイ配備の受け入れなどの国策ついて判断することとなります。

ただ、選挙戦ではこれらについて山口氏はほとんど触れておらず、それに対して樋渡氏も切り込まず、国策をめぐる活発な論戦にはなっていませんでした。

選挙から一夜明けた12日、山口氏は佐賀市内での取材に対し、「自民党に盾突いたという思いはない。ノーサイドだ」と述べ、保守分裂であった今回の選挙が今後の県政運営に影響することはないとの考えを示しています。

また、玄海原発の再稼働については、「安全性をチェックし、県民の理解を得られた原発から稼働する」との考えを示しています。(1月12日付『産経WEST』より一部抜粋)

Photo by Brian Jeffery Beggerly

Credoをフォローする