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3Dプリンターを使って、最新の医療研究がついに移植用の臓器を作成するという段階になりました。

再生医療では、3Dプリンターの登場した当初から期待されていた分野ですが、ついにその第一歩が踏み出された形です。研究に携わるのは、大阪大などの5つの研究グループが共同で行うと発表されています。

世界的にもまだ着手されていない技術なので、その進展には多くの臓器移植のドナーを待つ患者さんにとっても、大きな期待がかかる内容です。

 

 5年で25億円の支援

しかし、実現するためには多くの課題があり、これを乗り越えなくてはなりません。実現すれば、再生医療において世界のトップに立つチャンスが掴めるばかりでなく、世界中の臓器移植を待つ患者さんたちの希望の光となります。

この研究に対して、国は5グループに研究費用として、5年間で25億円の研究費を投じる支援体制を整えるとのことです。

大阪大が発表した研究のプロセスについては、iPS細胞から作った心筋の細胞と血管の元になる細胞を3Dプリンターを使って積み重ね、血管を持った親近組織を作成しようとしています。

細胞同士の結合には、合成樹脂を微小粒子にして吹き付けることで、細胞同士の接合に応用しようをいう試みがなされるようです。

 

 何が新しいのか

今までは、iPS細胞を効率よく分化させることについての研究が盛んに行われてきましたが、これからはさらに一歩進んだ臓器の複製という段階に乗り出すことになります。

すでに人工血管を作る実験では、バイオ3Dプリンタを使用して細胞のみからなるものの作成に成功しており、臨床実験の段階にまで差し掛かっている状態です。

日本の最先端が世界の先端をいくための期待をかけられた重要なプロジェクトであるということが伺えます。

Photo by Keith Kissel

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