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今月7日にフランスの週刊誌シャルリ・エブドが襲撃された事件から、2週間がたちましたが、その波紋は世界中に広がっています。この事件をきっかけにイスラム教過激派への批判が相次ぐ中、シャルリ・エブドが掲載した風刺画に対する見方も分かれています。

これまでシャルリ・エブドはイスラム教だけでなく、フランス政府や、外国政府、キリスト教、ユダヤ教に関する風刺画を掲載してきました。今回はイスラム教ムハンマドの風刺画を何度も掲載したことが引き金となり、イスラム教の反感を買い起きた事件でした。

ヨーロッパ各国では、表現の自由を擁護する動きがみられ、11日にはパリで反テロの大きなデモ行進が行われました。

しかし一方で、表現の自由という名のもとに、イスラム教徒の尊厳を傷つけ、侮辱することは許されるのか、という疑問を抱く立場の人も多くいます。

事件後はじめて発行された紙面にムハンマドの風刺画を掲載したことで、イスラム各国では非難の声が相次ぎました。各地でデモが起き、西アフリカのニジェールではイスラム教徒が暴徒化し、10人が死亡する事態となっています。

キリスト教系の学校や孤児院が標的になり、建物が放火される事件も多く起きています。各国のフランス大使館や領事館の前で民衆がデモを起こすなど、波紋は世界各地に広がっています。

日本でも同様の動きがあります。東京新聞が13日夕刊と14日朝刊にムハンマドの風刺画を掲載したことから、日本在住のイスラム教徒50人が21日、抗議活動を行いました。

彼らは発行元の中日新聞東京本社前で抗議をし、「預言者を侮辱するのはやめてください」というプラカードを掲げ、謝罪記事の掲載を求める抗議文を提出しました。東京新聞の総務局次長によると、「イスラム教を侮辱する意図は全くなく、問題の判断材料を読者に提供するために載せた」と説明しています。

イスラム教過激派による残虐なテロへの批判が高まる中、表現の自由にも制約を課す必要性に関する議論も広がっています。

Photo by kate hiscock

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