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太陽系の惑星系として、2006年に冥王星が惑星から準惑星に格下げになりましたが、一部の学者の間では冥王星は惑星であると支持する声が根強く残っています。

さらに英国とスペインの天文学者は、冥王星の外側には、少なくともまだ2つの惑星が存在するとの見解を発表しました。太陽から地球までの距離はおよそ1億5000万キロですが、これを一天文単位という呼び方で表します。

太陽から150〜525天文単位の距離には、ETNOという種類の天体が散らばっており、軌道面が20度ほど傾いていたことから、この原因としてこれらの小天体の近くに惑星が存在し、その影響によるものでわないかという見解が出てきています。

実際に太陽系などの惑星系では、その発生時の円運動から自ずと太陽の赤道面に沿って軌道面が形成されるといわれています。その軌道面の誤差は0.1ラジアン以下(軌道傾斜角)とも言われていて、現在わかっている海王星までの惑星は、ほぼ同じ平面上を回っているということです。

最近の研究では、太陽系の成り立ちについての議論では、似たような惑星系で円盤状に広がったガスが集まって星が形成されていく様子が観測されていることから、太陽系についても同じような形成過程をたどったと見られています。

準惑星となった冥王星は、そうした軌道を外れて楕円を描くような軌道を描いています。その原因については諸説ありますが、太陽系外縁天体と呼ばれる天体がその鍵を握っているといいます。

日本での観測でも数年前からこの太陽系外縁に地球とほぼ同じ直径を持ち、質量は地球の3割から7割ほどの惑星が存在する可能性が高いことを指摘されてきました。しかし、その存在は未だに明らかになっておらず、正式な公表はまだなされていません。

宇宙に対する常識が覆るようなことが近年多く見つかっている中、太陽系の常識も近いうちに覆る可能性があるかもしれません。

Photo by Eric Vanderpool

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