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 為替レートとは

毎日、ニュース番組などで円やドル、ユーロなどの為替レートが発表されています。しかし、この数字にどのような意味があるのか、何故値が低くなると円高と言ったりするのか、そもそも我々の生活にどんな影響があるのか、という部分についてわからない方もいらっしゃるかもしれません。

本稿では為替レートについて、具体例を交えつつ解説していきます。

まず、日本銀行に掲載されている為替レートに関する説明を引用して見ていきましょう。

“為替相場(為替レート)は、外国為替市場において異なる通貨が交換(売買)される際の交換比率です。一般に、わが国で最も頻繁に目にする為替相場は円・ドル相場ですが、そのほかにも様々な通貨の組み合わせに関する相場が存在します。

変動相場制においては、為替相場は、誰かが一方的、恣意的に決めるわけではなく、市場における需要と供給のバランスによって決まります。これは、物やサービスの価格が決まるのと同じ原理です。”

現在の日本の為替レートは変動相場制で、需要と供給のバランスで価値が決定されます。

 

 需要と供給によって価値が決定される

通貨は買われることで通貨高、売られることで通貨安となります。買われるということは需要が高まっているということ、つまり市場における円の価値が上昇しているという意味です。売られることで逆に価値は減少します。

ドルと円の為替で考えてみましょう。以前よりも円の価値が高まったとすれば、それは以前よりも1ドルに相当する円の数が少なくなるということでもあります。よって、実際に為替レートとして確認できる数字は下がっていくことになります。円の価値が減少すれば、それだけ1ドルを表すのに必要な円の数が多くなるので、為替レートの数字は上昇していきます。

このことについて、為替レートの数字を使って考えていきましょう。

例えば今現在の為替レートはおよそ110円=1ドルです。ここで、5ドルの価値がある商品を買いたいと考えたとしましょう。この状態で必要となるのは550円です。

次にレートが円高に向かい、80円=1ドルになったとします。同じように5ドルで買うことが出来る商品を買うのに必要になるのは400円となります。先ほどよりも同じ商品を買うのに必要な円が減りました。これは1円当たりの価値が高まったためだと考えることが出来ます。

最後にレートが円安となり150円=1ドルになった場合ですが、同様に5ドルがいくらに相当するかを計算すると、750円となります。逆に1円当たりの価値が減り、必要な円が増えてしまいました。

 

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 ボーダーレスな時代では接することが多い為替レート

日々のニュースで報道されているように、為替レートは国際社会情勢を知るための主要な手がかりでもあります。

円やドルだけでなく、欧州の通貨であるユーロ、2015年始めに大きな影響をもたらしたスイスフランなど様々な通貨の動向に気を配ることで、今世界がどのように動いているのかを考えてみてはいかがでしょうか。

photo by pixabay [参考文献]

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