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今月7日午後4時50分、元東京地検特捜部長で弁護士の河上和雄氏が東京・新宿の東京女子医大病院で敗血症のため81歳で亡くなりました。

河上氏は東京大学法学部を卒業後の1958年に検事に任官し、1976年には戦後最大の疑獄事件といわれるロッキード事件で、東京地検特捜部の検事として活躍しました。

さらに、1983年に特捜部長に就任し、佐賀地検検事正、法務省矯正局長などを歴任。 1991年に退官したあとは、弁護士登録をしており、日曜夜6時の日本テレビ系の報道番組「真相報道バンキシャ!」で長年コメンテーターとして活躍していました。 ここ数年病気がちだった河上氏ですが、先週になり体調を崩して入院していました。

 

 敗血症とは

河上氏の亡くなる原因ともなった敗血症とは、感染症によって引き起こされた「全身性炎症反応症候群」の事です。

感染を契機として、全身の激しい炎症が引き起こされ、頻脈、過呼吸、発熱もしくは低体温、意識障害などさまざまな症状がみられます。感染が契機となるため、悪性腫瘍の化学療法を行っているときなど、免疫が弱い状態にあるときに特に重症化しやすくなります。

敗血症の中で、臓器障害や臓器灌流低下(臓器への血流が不十分な状態)または低血圧を呈する状態を重症敗血症といいます。また、重症敗血症の中で十分な輸液を行っても低血圧が持続するものを、敗血症性ショックといいます。

治療は、抗生剤などによる感染症の治療とともに、それぞれの症状に対する適切な治療を行います。例えば、低血圧に対して血圧を上げる薬を投与したり、呼吸不全の状態ならば人工呼吸の管理をしたり、腎不全になっていたら透析をするなど、人それぞれの状態により、治療法が異なります。

治療するまでに時間がかかってしまったり、合併症が重度の場合などは重症になったり命に関わることもあります。

photo by kate hiscock

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