【動画】ISIS(イスラム国)による子供の洗脳(教化)方法とは

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映像の冒頭で、ISISの流している映像に魅了された様子の子どもたちの顔が映し出されています。

「兄弟たちよ、恐れるな。もし何者かが諸君ら重要な戦士を攻撃するようであれば、神に訴えよ。諸君の正当性は、アラーの意思により保障されるだろう」という激励の演説が行われています。

上映されている映像は、ある活動家が、ISISが8月に処刑したシリア体制派の250人余の兵士が下着姿で走らされている最期の姿を秘密裏に撮影したものです。

 

あなたが初めて見た映画は何だったでしょうか。

この動画内で子供たちの見ている映像はおそらく兵士の死の瞬間までを映しているプロパガンダ映像と言えるでしょう。

戦争とISISが子どもたちに及ぼす影響を専門とするシリア人の心理学者は、この上映会について次のように述べています。

「この映像から我々が見てとれることは、ISISが子供たちにとってこのようなシーンを見ることを普通のことにしようとしているということです。ISISは、すべての、あるいは少なくとも一部の子どもたちが、映像のなかの出来事にたいして沈黙を守りあるいはそれを受け入れるだけでなく、同じことをするようになることを望んでいるのです。子どもの成長過程とは、彼らのこころに、将来の行動につながる特定の思想を埋め込むことのできる特別な時期です。」

教化(洗脳)はこのような式典(演説)と学習によって行われています。

次に映し出される映像はISISの子どもたちの卒業式の様子です。彼らは大衆のスーパーヒーローを演じているのではなく、現実にジハードを行うのです。

「殺戮のために生きているアラウィー派(シーア派の一派)の警察官たちよ、我らがお前たちの気づかぬうちにお前たちを殺戮に向かうだろう」

思想を型にはめられ、テキストを機械的に暗記するように教育された子どもたち。

「神こそが我らの指導者である。愚かなアメリカが彼らの指導者である」と唱える彼らの目には、何の大きな枠組みも捉えられていないのです。

彼らはシリアの内戦による「失われた世代」について議論していますが、このISISの統制下では、世代だけでなく、子供たちの戦争に対する恐怖と本来の教義も失われています。

Translated by Itsumi Miwa

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