【読了時間:約 2分

衆院予算委員会で、2日連続でヤジをめぐる論争が続く事態になっています。この一件は2月19日、民主党の玉木雄一郎議員が西川公也農水相の献金問題について質疑している最中に、安倍首相が突然「日教組!」とヤジを入れたことを発端としています。

こうしたヤジを飛ばした理由に関して、安倍首相は2月20日の予算委員会で「なぜあのとき日教組と言ったかと言えば、日教組は(国から)補助金をもらっていて、それに対する質問を、かつて我が党がした時に、『これは別の団体だから関係ない』というのが、当時の民主党の政府としての大臣が答弁した見解であった訳でありますから、それをどう考えるかという指摘をしたところ」と述べています。

「日教組」とは「日本教職員組合」の略称で、教員や学校職員の労働組合の連合体を指します。安倍首相は「日教組は国から補助金をもらっている」「日本教育会館から献金をもらっている民主党議員がいる」という二つの前提の上で今回のヤジをとばしたと主張しているのです。

一方で、玉木議員は自身のブログの21日付の投稿で「私が調べたところ、(1)日教組は組合費で運営されており国の補助金をもらったことはない。(2)日本教育会館が民主党の議員に献金をしたことはない。」と述べています。

また、細野豪志議員はツイッターで「確認したら、日教組は補助金をもらっていないし、教育会館は議員に献金していない総理の失言はこれまでも見てきたが、これほど『明確なるデマ』を総理が流すのを初めて見た」と指摘しています。

民主党議員側の主張としては、首相がヤジを飛ばしたことの理由としてあげている二つの前提は両方とも間違っているということになります。

この二つの前提の真偽に加えて、「そもそも議員の答弁中に首相席からヤジを飛ばすことがマナーとして許されるのか」という問題もあります。

民主党は引き続き週明けの予算委員会でもこの件に関して追求を続ける方針です。

Photo by Dick Thomas Johnson

Credoをフォローする