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デジタル化した現代社会では、電子機器と私たちは分ち難い関係にあります。このデジタル中毒とも言えるような行為が我々の健康にどのような影響を与えるのでしょうか。

最新の研究結果によると、スマートフォンやノートパソコンなどの使い過ぎが、18歳から39歳までの若い人に「テクネック」と呼ばれる症状を引き起こしているとのことです。

イギリスの「ロンドンクリニック」に勤務する皮膚科顧問のクリストファー=ローランド=ペイン医師が「テクネック」について解説しています。

ペイン医師:「テクネック」とは、携帯電話やノートパソコンなどの画面を見ようと俯くことによってできる首のしわやたるみのことです。

「テクネック」は首の側面から正面、上胸部にかけてのY字の部分に見られ、年配の方だけでなく、携帯電話を頻繁に使用する若い人に多く見られています。最近の若い人は、小さい頃からスマートフォン等を日常的に使用しており、一日に約2〜4時間、あるいはそれ以上の時間、頭を前に傾けて画面を見ているため、「テクネック」になりやすいと言われています。

また、私の同僚の整形外科医の話によると、「テクネック」は単なる首のしわではなく、頸椎に大きな負担がかかっていることも意味するようです。人間が頭をまっすぐにして座っている時の頸椎への負担は12ポンド(約5.4キロ)ですが、頭が60度前に傾くと頸椎には60ポンド(約27キロ)の負担がかかります。

つまり、携帯電話やノートパソコンの画面を見ようと頭を60度前に傾けた状態というのは、8歳児が首にぶら下がっているのとほぼ同じだけの負担が頸椎にかかっている状態なのです。

姿勢だけでなく、首を日光に晒すこともテックネックを引き起こす要因の一つです。日光に晒されることで首の皮膚は薄くなり、そこにしわやたるみができやすくなります。

姿勢を正すことと、日光をさけることが「テクネック」の予防になります。

〈編集部コメント〉

「テクネック」という言葉は、デジタル機器の普及によって現代人は若いころから悪い姿勢を取りやすいということを改めて指摘しています。現時点で、デジタル機器の使用時間と首のしわの数の関係を調べた研究結果の蓄積はないようですので、今後が期待されます。

ただ、同じ姿勢を取り続けることが好ましくないと思われているのはどの時代でも共通のはずです。

Cited by Why Your Smartphone Is Giving You Neck Wrinkles, Translated by Chiyo Tsubouchi, Photo by Kārlis Dambrāns

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